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新聞感想文

富山市大庄小3年 水上碧李(みずかみ・あおい)さん

入院生活をけいけんして私が感じたこと

 いつも通り家族とすごしていると、とつぜん左足が痛くなりました。次の日、40度近くまでねつが上がりました。頭は痛かったけど、ねつはすぐに下がりました。でも、足は痛いままだったので、小児科に行くことにしました。
 小児科で、痛い注射のけんさをすると、すぐに大きなびょう院へ行くことになりました。大きなびょう院へ行くと、「しんさつしつ1」によばれました。「今から入院できますか?」。先生がお母さんに聞きました。私はおどろいたのと、ふあんとで心ぞうがドキン‼となりました。足は歩くのがやっとなくらい痛かったけど、それいがい、私はとても元気だったからです。
 一週間前にしたケガからバイキンが入ってしまったのが、げんいんでした。でも、どんどん良くなって、予定よりも早くたい院できました。入院一日目は、自分のへ屋にテレビや冷ぞう庫まであって、ワクワクしました。けれど、二日目の夜には家族に会いたくて、たまらなくなりました。コロナかなので、だれもお見まいに来れません。すごくさみしかったです。
 付きそいをしてくれているお母さんに、「いつ、たい院できるかな?」と何度も聞きました。先生や、かんごしさんにも聞きました。たい院を決めるには、血のけんさの注射がひつようだと言われました。痛くてきらいな注射だけど、すぐにしてほしい‼と思いました。数日後に「たい院してもいいよ」と言われた時は、ほんとうにうれしかったです。
 帰ってきて家族に会えた時、ずっとずっと会っていなかったみたいに感じました。そんなけいけんをしてしばらくたったころに、新聞の「入院できない…」の文字を見つけました。お母さんにせつ明してもらいながら、記事を読みました。
 コロナは学校に行けなくなって、入院して自由がなくなるびょう気。なくなってしまう方もたくさんいるびょう気だと知っていました。だけど、記事を読んでコロナについてお母さんとたくさん話をして、コロナになっただけでもふあんなのに、体がつらくても入院できない人や、ちりょうをしてもらえない人がたくさんいることを知りました。とてもこわいと思いました。
 そして、当たり前だと思っていた入院できることや、ちりょうをしてもらえることの大事さと、ありがたさを知りました。
 どんなびょう気も「体のつらさとこわさ」と「心のつらさとこわさ」のりょう方があると思います。でも、その中でも、コロナは家族に会えなくなったり、ちりょうを当たり前にうけれなくなったりして、「心のつらさとこわさ」がとても大きいびょう気だと思いました。そんな思いをだれもしない世界に、少しでも早くなってほしいとあらためて思いました。

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2021年8月13日付 北日本新聞

高岡市牧野小6年 石灰大晟(いしばい・たいせい)君

一日の始まりは新聞から

 僕は毎朝起きてすぐに、ポストへ新聞を取りに行きます。父と新聞の取り合いになるので、父より早く読むために早起きします。朝食を待つ間、新聞を読むのが僕の日課です。
 僕は、二年生の時から新聞を読み始めました。それまでは、気になるニュースや記事があると、コンビニで新聞を購入していました。一年生の時、コンビニで買った新聞を繰り返し読んでいると楽しくて、自分で記事を書いてみたくなり、手書きで新聞を作るようになりました。新聞記者になったつもりで、家族のことや興味のあることに面白い見出しをつけて、新聞を作っていました。
 母がいつもほめてくれたので、とても嬉(うれ)しい気持ちになったし、新聞を作ることが楽しかったです。でも、やっぱり本物の新聞が読みたくて、母に毎日、新聞を読みたいと強くお願いしました。それから北日本新聞を購読し、毎朝新聞を読む習慣がつきました。
 僕にとって新聞の魅力はたくさんあります。
 一つ目は、新聞をめくる時に出る「バリバリ」という音です。一番最初に読む時にしか味わえないので、とても気持ちがいいです。父が最初に新聞を開いた時はがっかりして、調子が狂います。
 二つ目は、色(いろ)んな情報を得られることです。今はネット社会で、様々(さまざま)な情報をすぐに知ることができるので便利ですが、嘘(うそ)の情報もあるので、信用できないこともあります。でも、新聞は正確な情報が書いてあるし、毎日読んでいると、どこに何が書いてあるか頭に入るので、それを楽しみにしてページをめくることもあります。全ての面をひと通り見たあと、気になる記事をゆっくり読むのが楽しい時間です。
 新聞を読むようになってから、難しい漢字や言葉をたくさん覚えたし、政治にも興味を持つようになりました。文章の書き方も勉強になります。また、僕は二年生の時から大相撲の大ファンになり、場所中はスポーツ欄に夢中になります。隅々までしっかり読み、気に入った記事や写真は大事に保管しています。
 三つ目は、家族や友達との会話が広がるところです。母は家事が忙しくてなかなか新聞を読む時間がありません。そのため、僕が新聞を読んでいる時に、面白いニュースを見つけると、その内容を伝えます。そこから会話が広がります。また、祖父が担当した朝間野球のコメントを見つけたり、僕が賞をもらった時、親戚や友達が名前を見つけてくれたりして、連絡を取り合うこともあります。
 このように、僕にとって新聞のない生活は考えられないし、新聞を読んでいると集中して、心が落ち着きます。記者さんが毎日一生懸命に取材して、正確でわかりやすい記事を書いてくださるので、僕はこれからも隅々まで読みたいと思います。

射水市小杉南中2年 大笹寛斗(おおざさ・ひろと)君

つなげ! 味と平和への願い

 店内には、懐かしい中華そばのいい匂いがした。初めて末弘軒に行ったのは、小学校の時だった。あの店主の優しそうなほほ笑みは、今でも覚えている。古い商売道具が並んでいるショーケースがあったのも、印象的だった。とても歴史のある店だと感じた。
 ある日見た新聞記事に、中華そばを出す末弘軒の店主の姿があった。記事のタイトルは、「焼け野原からの復活」となっていた。「富山大空襲ゆかりの地」とも書かれている。末弘軒は1931年に創業をし、戦前から営業していたそうだ。現在の店主は三代目である。
 当時は屋台スタイルだったが、1936年に現在の場所である総曲輪地区に拠点を移し、店を構えた。しかし、その9年後に富山大空襲を受けて焼け野原になった。店主の母によると、疎開していた家族は無事だったが、店は空襲によりなくなっていて、周りには遺体が散らばっていたそうだ。まるで地獄絵図のようだと感じた。
 富山大空襲から76年の時が経(た)った。1945年8月2日未明、米軍の爆撃機B29の大編隊が富山市の上空に飛来した。二時間近くの爆撃で投下された焼夷(しょうい)弾は、50万発を超える。一夜にして市街地は焼け野原となった。2700人を超える人が亡くなり、約8000人が負傷した。
 県民の8割以上が戦後生まれとなった。末弘軒の店主も現在63歳であり、戦後の生まれである。私の祖父も祖母も戦後生まれである。私が戦争のことなどを知る手だては、新聞や本、テレビなどのメディアのみである。私にとって戦争は歴史の、教科書の一ページにすぎなかった。しかし今回、末弘軒の記事を読み、空襲当時の悲惨な状況がより鮮明に伝わってきた。
 さらに戦争についてよく知る手だてはないか、と調べてみた。すると「富山大空襲を語り継ぐ会」というものがあるということを知った。この会は記録や資料を収集するとともに、小中学校などを中心に出前講座を続けている。現在はコロナ禍で活動も難しいと思うが、私のように戦争を身近に感じられない世代のためにもぜひ、活動をこれからも続けてほしいと願う。
 末弘軒は空襲後、店の休業が続いたが、思い入れのある場所で商売を続けたいと願い、空襲のあった5年後に同じ場所に建て直した。私が見た店のショーケースは、店の歴史を語るものだったようだ。空襲では市街地の99.5%が焼き尽くされたという。建て直したくても、建て直せなかった無念な人々が多くいたはずだ。
 そんな人のためにも、この中華そばとショーケースと共に、平和への願いを後世に受け継いでいってほしいと思う。私は中華そばを食べる度(たび)に、この戦争の事を思い出すだろう。二度と悲惨な戦争を起こさないためにも、戦禍の記憶をつないでいくべきだ。

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2021年8月1日付 北日本新聞

高岡市南星中3年 布目琴弓(ぬのめ・ことみ)さん

部活『拠点校化』と私のジレンマ

 夏休みも半分を過ぎた頃。私は美術の課題である絵画の下に敷く為(ため)に、深く考えず新聞を手に取った。その時、「部活『拠点校化』で賛否」という大きな見出しが目に入った。「拠点校化」とは何だろう。部活動の話なら、私も他人事ではないかもしれない。そう思って、私はその記事を読んでみることにした。
 内容は、存続が危ぶまれている部を統廃合し、校区を越えて希望の部に通えるようにする「拠点校化」について。この改革に対する中学生の意見は様々(さまざま)だ。私はそこに、自分自身が今まさに陥っているジレンマを見出(みいだ)した。
 私は所属する剣道部の顧問の先生の勧めで、今年から射水市のとある道場に通っている。そこに行く度(たび)に自分の技術が上がっていくのがわかるし、沢山(たくさん)の先生に稽古をつけて貰(もら)えるのはとても楽しい。毎週ワクワクしながら道場に通っている。しかし一方で、多忙な母にとって、はるばる射水市まで私を車で送り迎えすることは重荷になっているのではないか、とも感じていた。
 つまり、「拠点校化」に賛成する生徒の「部員数が確保でき、競技力向上が期待できる」という意見と、反対する生徒の「親の負担が大きく、校区外への通学は難しい」という意見の両方を、この身で体験しているということだ。
 この二つの相反する気持ちを抱えるのは苦しい。道場で充実した時間を過ごした後の、真っ暗な夜道を走る母子二人きりの車内では、申し訳なさが次第に募ってくる。母はこのことについて嫌味(いやみ)ひとつ言わない。そして、道場に通うことを選んだのが他でもない私自身だからこそ、一層悩ましい気持ちになるのだ。
 しかし私は、この悩ましい気持ちが悪いものだとは思わない。この気持ちを抱いていると、モヤモヤして、苦しくなって、考えるのが嫌になる。だが、それは私たちに必要なモヤモヤだ。自分一人が気持ち良ければいいなら、私は母への迷惑のことなど考えない。
 南砺市での意見交換会もそうだ。市内の中学生たちが抱える色々(いろいろ)な事情のことを考えないのなら、教育委員会も代表の中学生も議論などしないだろう。このモヤモヤは自分以外の人のことも思いやって、真摯(しんし)に考えているからこそ生まれるものなのだ。
 部活動に対する考えは本当に様々で、「拠点校化」に賛成、反対と一口に言っても、その中には沢山の考えが含まれている。中学生だけでなく、先生方やコーチの皆さんなど、立場の違う人々も含めると、もっと多くの考えが出てくるはずだ。
 私は、沢山の意見がある中で、それでも議論をし、悩ましい気持ちにも向き合ってくれる中学生たちや教育委員会が頼もしいと思った。私はきっと、高校生になっても部活に入るだろう。その時は私も彼らのように、部活動の新しい形を真摯に考えていきたいと思う。

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2021年8月7日付 北日本新聞

氷見市十三中3年 中田茉希(なかだ・まき)さん

支え合うことの大切さ

 「学生コーチ 選手鼓舞」。この見出しを目にした時、私は少しとまどった。なぜなら、私は小学三年生からハンドボールを続けていたが、それまでに教えていただいたコーチは全て年上のハンドボール経験の豊富な方ばかりで、同年代がコーチをするということになじみがなかったからだ。それだけに、とまどいはしたが、同時にとても興味を持ってこの記事を読んだ。
 この記事は、富山工業高校野球部の学生コーチである林勇作さん(三年)についてのものだ。林さんは中学一年から野球を始め、高校でも続けていくつもりが、精神的な影響でボールがうまく投げられない「イップス」に悩まされ、選手としての道を断念する。しかし、林さんは野球が好きだという気持ちから、学生コーチとしてチームを支える道を選ぶ。監督の代わりに練習メニューを考え、仲間を指導するために様々(さまざま)な努力をされたそうだ。
 この記事を読んで、林さんの苦労が少し自分の体験に重なった。私は、昨年の九月にハンドボール部の主将になった。監督の考えた練習メニューを部員に伝えるだけでも上手(うま)く伝えられず、悩むこともあった。自分は簡単だと思うことでも、他人に指示してまとめていくことの難しさは身をもって知っている。
 だからこそ、林さんのように学生でコーチをするということは、私からすると尊敬に値する出来事だ。きっと林さんは、野球に対する情熱や仲間を思う気持ち、コーチとして向上したいと努力する姿勢が人一倍強い人なのだろう。そうでなければ、皆が信頼して同年代のコーチについていくことはないのではないかと思う。
 林さんが学生コーチとしてチームを支えてきたように、私は多くの人に支えられて今までハンドボールを続けてくることができた。監督、コーチに指導していただいたおかげでハンドボールが上達し、好きになった。仲間の励ましがあって、つらい練習も乗り越えることができた。家族の応援があって試合を頑張れた。また、このコロナ禍では、大会の開催も危ぶまれた。しかし、多くの大会に関わる方々が感染症対策等に尽力してくださったおかげで、無事試合をすることができた。
 だから、今度は自分が今まで支えてもらった分を返していきたい。現在、部活動を引退した私は後輩の練習の手助けを少しさせてもらっているが、手助けと言いながらも後輩の頑張る姿が自分の励みになっている。林さんが仲間への感謝を語っているように、彼も仲間の頑張りに支えられてきたのだ。
 自分の今できていることが様々な人に支えられて実現していること、自分が一生懸命頑張ることが誰かの支えになっていること、それらを改めて気づかされる記事だった。

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2021年7月23日付 北日本新聞

富山高1年 常川琳央(つねかわ・りお)さん

風の盆

 2021年7月24日、朝刊の表紙を飾っていたのは、東京五輪に出場する日本選手団。その後も五輪の記事が続く。すると、ふと小さな記事が目に留まった。「おわら」「コロナ」の文字。7月上旬に2年連続でおわら風の盆が中止になったことを知り、溜(た)め息をもらしたのを今でも覚えている。今回の記事によると、複数人でのおわらの練習が昨年より厳しい「禁止」になったそうだ。私は、言葉にならない寂しさのようなものを感じた。
 私が八尾でおわらを見たのは、およそ十年前。三味線の音色に合わせて踊る女性たちが、父の肩車の上から見えた。やわらかなぼんぼりの灯や滑らかな踊り、そして観光客の多さがとても印象に残っている。「また、八尾に行きたい」。そう思っていた時の新型コロナウイルス感染症の流行だった。
 東京五輪の1年延期が決定し、県内でも多くのイベントが中止を余儀なくされた。おわら風の盆もその一つで、2020年度の中止が決定した際、来年度の開催を期待するメッセージが多く寄せられたそうだ。
 しかし、2021年度も中止。複数人での練習も、観光客を集める可能性があるとして禁止という措置を取ることになった。おわらに携わっている方々は、本当に悔しいと思う。担い手が減少している中、中止措置によって子どもがおわらを忘れてしまうのではないか、という声も上がっている。調べていくうちに、伝統芸能継承の難しさを感じた。
 私はこのまま八尾の、富山の伝統芸能であるおわらを廃れさせたくない。また家族と見に行きたい、私たちの子や孫の世代にもおわらの魅力を知ってほしい。そのためには県民が、国民が、世界中の人々が感染収束に向けて努力を続けなければいけない。そして、コロナを乗り越えた暁(あかつき)には、国を挙げて、伝統芸能継承に取り組んでいくべきだと思う。
 コロナで富山の伝統、おわら風の盆を絶えさせない。この小さな記事との出会いは、私の決意を後押ししてくれた。これからも、おわらをはじめとした富山の伝統文化を積極的に発信していきたいと思う。
 来年こそは―。

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2021年7月24日付 北日本新聞

砺波高1年 佐々木沙樹(ささき・さじゅ)さん

祖母の学習教材とは!?

 ある日の夜のことでした。私は自室で勉強を終え、歯を磨きに洗面所へ向かいました。すると、祖母の部屋からあかりが漏れていました。こんな夜遅くに何をしているのだろうと思い、部屋の扉を開けました。その時、私は衝撃の光景を目の当たりにしました。なんと、机の上には新聞紙とノートが置かれ、祖母は老眼鏡をかけて真剣な様子で何かをしていたのです。
 私は祖母に「何しとるん?」と問いかけると、祖母からは思いもよらない答えが返ってきました。「勉強しとるが」と。私は驚きを隠せませんでした。なぜなら祖母はもう74歳。「なんで勉強なんてしとるん? しかも、新聞でどうやって」と、私は祖母に疑問をぶつけました。
 すると、祖母は「ばあちゃんが子供の頃、裕福でない農家に育って、朝から晩まで農作業や家の手伝いばっかりやらされとったが。だから、本当はもっと勉強したかったけど、許されんだがいちゃ。この歳(とし)になっても、あの頃、もっと勉強したかったなあと思うわ」と言いました。
 そして、家族に迷惑をかけないよう家事が終わった後、勉強するようになったのです。その勉強法とはその日の新聞を片っ端から読んでいき、分からない漢字や言葉をノートに書きだし、辞書を使って調べるというものです。それを繰り返していくうちに、少しずつ漢字や言葉を習得していけると言います。
 それと、新聞を読む事で社会全体の流れを把握できると言います。関心があることは、さらに追究していくのが楽しいと言います。祖母のノートには、分からなかった漢字や言葉、そして関心を持った記事を調べたことがノートいっぱいに書かれていました。祖母にとって、新聞は良い学習教材なのだと思いました。
 今回、新聞を読む事の重要性を祖母から学ぶことができました。現代社会では、インターネットの普及により、たくさんの情報を簡単に得ることができます。その情報の全てが正確ではなく、誤報も多いです。間違った情報を自分の知識として取り込んでしまう恐れもあります。
 一方、新聞は厳選されており、専門性、信頼性も強いため確実な情報が多いと言えるでしょう。だから、これからはインターネットばかりに頼ることなく、まずは新聞を読む習慣をつけ、知識の幅を増やしていきたいと思います。

新聞感想文

入善町飯野小3年 塚田美紀(つかだ・みき)さん

小さなゆう気を持とう

 広しま市の小学校四年生が、東京パラリンピックに出場するしかくしょうがいのあるせん手に点字で作ったファンレターを送った、と記事に書いてありました。そのおうえんメッセージの書かれたファンレターをりょう手に持ち、えがおでとてもうれしそうにしているせん手のしゃしんものっていました。
 わたしは、「点字」という言葉を聞いたことがありませんでした。お母さんと図書館に行き、点字について書かれた本をかりました。点字とは目にしょうがいのある人が指でさわって読む文字のことで、タテ3点、ヨコ2点からなる文字だと分かりました。
 かりた本に点字で書かれた文章がいくつかありました。わたしも目をとじて、指でゆっくりなぞってみました。1文字ずつのちがいを指先で感じとることはとてもむずかしく、くんれんしないとできないことが分かりました。
 目にしょうがいのあるせん手と点字の手紙でつながることができた、広しま市の小学生のみなさんのよりそうすがたに、心があたたかくなりました。そして、この記事からわたしに何かできることはないか、と考えるきっかけになりました。
 図書館でかりた本に、目にしょうがいのある方からのメッセージがのっていました。目にしょうがいのある人が全いん点字を使えるとはかぎらないことや、しょうがいがあるからできないと決めつけずに、できることをいっしょに考えてほしいとそこには書いてありました。
 目のしょうがいだけでなく、身体のふ自由な人はたくさんいます。もし、どこかで見かけたら、「何か手つだえることはありませんか?」と、ゆう気をだして声をかけてみようと思います。この記事を読んで、わたしは小さなゆう気を持つことの大切さに気づくことができました。

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2021年8月15日付 北日本新聞

射水市大門小5年 鈴木洵乃介(すずきじゅんのすけ)君

タオの小さな命

 ぼくは、新聞の可愛(かわい)い黒いポメラニアンの写真に目がとまりました。家で黒色の豆柴を飼っていて、ウルウルした丸い目がそっくりだったからです。記事を読んでいくと、県内の犬と猫の殺処分数は年々減っているものの、まだ年間千件の相談があることを知って、とてもびっくりしました。
 飼い主がペットを手放す理由は色々(いろいろ)あります。本当は一緒に住みたくても、高れいになって病院や施設に入らないといけなかったり、コロナのせいで収入が減ってお世話ができなくなったり、飼い主のぎゃく待にあって保ごされたりするそうです。どんな理由があっても、動物たちは悪くない。人間の身勝手さが招いた結果だと、記事に書いてありました。
 ぼくもそう思います。もし、ぼくが犬の立場だったなら、「なんで、ぼくを捨てたの?」「可愛いがってくれたのはうそだったの?」と、悲しくて飼い主に聞きたくなります。
 でも、可愛いだけではペットと一緒に生活できないことも、少しずつ分かってきました。ぼくは去年コロナで休校になった初日に、前からずっと欲しかった犬を飼いました。子犬で毛がフワフワしていて、タオルのようにやわらかかったので「タオ」と名付けました。二ヵ月半ずっと一緒に家にいて、両手にのるぐらいの小さなタオにとてもいやされていました。
 少しずつ体が大きくなって、吠(ほ)え声も強くなってきたころ、ぼくの学校が始まりました。タオと一緒にいる時間が少なくなるにつれて、ぼくの気持ちもだんだん学校や友達に向いていきました。
 タオのお世話は、お父さんやお母さんがすることが増えました。毎朝お父さんが5時に散歩をして、お母さんが仕事から帰って夕方の散歩。月に一回病院へ行ったり、外出してもタオのご飯にあわせて急いで帰って来て、タオ中心の生活に変わりました。
 ペットは可愛いし、いやされるし、大切な家族です。でも、それだけではペットを飼うことができないと思いました。記事にのっていた「最期まで面倒見る」という言葉は、言うだけなら簡単です。でも、責任をもって最後まで行動すること、それをずっと続けることの覚悟がぼくには足りなかったと思います。
 タオの小さな命を一生けん命守って、タオがぼくの家にきてよかったと思ってもらえる日々を過ごしたいです。この新聞の記事を読んで、小さな命を最期まで大事にする人が増えてほしいと思います。

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2021年8月7日付 北日本新聞

射水市小杉南中2年 夏野留実(なつの・るみ)さん

マイバッグ、使っていますか?

 2020年7月1日からプラスチック製レジ袋の有料化を義務付けて1年が経(た)った。新聞やニュースで取り上げられたこの話題は、私にとってとても興味深いものだった。富山県では、2008年4月からすでにレジ袋の無料配布をやめている。母が言うには、当時はまだマイバッグになじみがなく、今みたいに豊富な種類も売っていなかった。
 そして、持ち歩く習慣がなかったので持って行くのを忘れ、結局はレジ袋を買ってしまうということが何回もあったそうだ。あれから13年が経ち習慣化された結果、今では富山県民の持参率が95%になったと知り、驚いた。
 レジ袋有料化には賛否両論があるが、私は賛成だ。理由は二つある。一つ目は、レジ袋の主な原料は地球の大切な資源である石油だということ。二つ目は故意に捨てられたレジ袋が町を汚したり、海にたどり着いて魚などがえさと間違えて食べてしまい、死んでしまう事例を目にしたことがあるからだ。レジ袋だけでなく、さまざまなプラスチック製品は、人間には便利でも海にすむ生き物にとっては迷惑でしかないのだ。
 私の家族は、買い物に行くときは必ずマイバッグを持ち歩くようにしている。マイバッグは丈夫で何度も繰り返し使え、汚れたら洗うこともできる。小さく折りたたんだら、じゃまにもならない。父はマイバッグを2つ持っていて、仕事用のカバンに1つ、車に1つ入れているそうだ。
 高校2年生の兄は自分で好きな柄の布を買いミシンで縫って、世界で一つだけのマイバッグを作って通学用リュックに入れている。よくコンビニに行くので、サイズの違うものをもう一つ作ろうかなと思っているそうだ。ライフスタイルに合わせてサイズや色を自由に選ぶことができるのは、手作りの良いところだと思った。
 母はマイバッグを10個も持っていた。大容量のもの、保冷機能のあるもの、スーパーのカゴにすっぽり入るものなど、いろいろな種類があった。すべて景品でもらったものだった。こんなに持っているが、日頃使っているのは使いやすい3つだけで、あとは引き出しに片付けてあった。過剰な生産や無料配布は考えものだ。捨ててしまえばゴミとなり、全くエコではなくなってしまう。これでは本末転倒だと思う。
 新聞の記事によると、コンビニのお客さんの4人に3人がレジ袋を辞退していた。実際、私の家族全員がこの1年間、コンビニでは一度もレジ袋を使っていなかった。石油消費量のうちのレジ袋の割合は、ほんのわずかと言われている。
 でも、この1年間で確実に人々の環境への意識は良い方向へ向かっていると思う。現状に満足せず、次に何ができるのかを一人一人が考えて行動できたら、明るい未来が待っているのではないだろうか。

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2021年6月29日付 北日本新聞

高岡市志貴野中2年 鈴木瑛子(すずき・えこ)さん

強い気持ち

 私は7月に入り、コロナ感染者も増え、東京五輪が本当に開催されるのかと、どこか半信半疑だった。自国で開催されて本当は喜ぶべきはずなのに、コロナ感染者が急増するのではないかと、心配の気持ちの方が大きくなっていた。しかし、開会式を経て東京五輪の記事を連日目にすることで、私は自国でオリンピックが開催されることの喜びを素直に感じることができた。
 多くのメダル獲得の新聞記事を目にした。私が印象に残っている記事は、卓球女子シングルスの伊藤美誠(みま)選手の記事だ。記事のタイトルには「伊藤銅悔し涙」とある。伊藤選手は日本女子でシングルス初のメダル獲得者であるにも関(かか)わらず、だ。私だったら初のメダルという事で喜ぶだろうに、と記事を読みながら母に話した。
 母は「目指すものが明確にあるから、悔しいんじゃないけ」と言っていた。伊藤選手の記事には「100のうち99は悔しい。中国に勝ってメダルが取りたい」と「悔しい」を繰り返していた、とある。悔し涙が止まらなかった伊藤選手。伊藤選手の強い気持ちと5年間の並々ならぬ努力を、この記事を読んで感じることができた。
 コロナで私たちの生活環境も変わったように、競技選手の練習環境も変化したのだろう。変化の中で工夫しながら練習を積み重ねてきた中でも、変わらないものがあった。伊藤選手の金メダル獲得の強い気持ちだ。悔しい気持ちの記事を読むことで、伊藤選手の強い気持ちがとても伝わってきた。
 3年後のパリ五輪をきっと目指すであろう伊藤選手。私の3年後はどうだろうか。正直3年後の自分を明確に想像したことすらなかった。伊藤選手の記事のおかげで、私も少し先の未来に目指すものを考えるきっかけになった。伊藤選手のように強い気持ちを持てる人になりたい。きっと私なら出来(でき)ると自分に自信が持てるよう、まずは目の前の課題に丁寧に取り組もうと思った。

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2021年7月30日付 北日本新聞

高岡市志貴野中3年 穴田美樹(あなだ・みき)さん

新聞と私

 私の朝は新聞に目を通すことから始まる。毎朝、新聞好きの祖母と一緒に、紅茶を飲みながら新聞を読む。そのゆったりとした時間が、私は大好きだ。今は大好きな新聞だが、昔はそうでもなかった。むしろ、難しい言葉ばかりで苦手だったような気がする。新聞は大人になってから読むものだと思い込み、番組表と四コマ漫画だけを見て満足していた。
 ある日、朝起きてリビングに行くと、祖母が「美樹の名前が新聞に載っとるよ」と、私に一つの記事を見せてくれた。それは、NIE(新聞を教育に生かす取り組み)の授業の様子が掲載された記事だった。クラス内で、私が興味をもった新聞記事について発表した際の感想が、名前と共に載っていた。恥ずかしかったが、それと同時に嬉(うれ)しくなったのを覚えている。
 それから、私は少しずつ新聞を読むようになっていった。新聞は、私の知る世界をどんどん広げていく。ネットニュースでは見る気にならなかったスポーツ記事や、コラムのコーナーを見るようになって、興味がなかったことにも、だんだんと興味が湧いてくる。気づけば新聞の虜(とりこ)になっていた。
 新聞を読み始めて、いくつか生活の中で変化を感じることがあった。その中でも、特に変わったと思うのは「会話力」だ。今までの私は、喜怒哀楽どの感情でも「まじ」「やばい」などの便利な表現を多用していた。また、人に何かを伝える時、起承転結や5W1Hが滅茶苦茶(めちゃくちゃ)で、伝えたいことが正確に伝わらないことが多かった。
 しかし、新聞を読んで語彙(ごい)力が高まり、正しい文章構成を学べたため、美しい日本語で具体性のある会話ができるようになった。自分の伝えたいことをしっかり伝えられるようになり、家族や友達との会話が、前よりも楽しく感じられるようにもなった。
 私の部屋には、自分の名前が載っている記事や、友達やクラスメイトの活躍が載っている記事など、いくつもの新聞記事がファイルに入れて保管されている。年月がたって少し黄ばんでしまっているものもある。しかし、思い出は決して色褪(あ)せない。記事をたまに見返す時、私はいつも懐かしさと温かさを感じる。ネット社会でも、たくさんの人に愛されている新聞の強みは、こういうところにあるのではないだろうか。
 新聞は、私の生活を豊かなものへと変えてくれた。今は成長して大人になった時に必要な知識を十分に蓄えるため、新聞を読んで社会について勉強している。これからも新聞とうまく関わって生活していきたい。

片山学園高1年 五十嵐諒子(いがらし・りょうこ)さん

コロナ禍に思うこと

 お盆最終日、8月16日に富山県はコロナ警戒レベル「ステージ3」に移行することが決定した。県民には不要不急な外出の自粛要請、飲食店などには時短営業が求められるそうだ。
 背景には変異株蔓延(まんえん)による医療体制の逼迫(ひっぱく)があるというのだが、私はこのように強く思う。果たして、一体どれだけの人がこの状況に危機感を抱けているのだろうか。一体どれだけの人がワクチンについて、後遺症の正しい知識を持っているのだろうか。
 さて、記事によると「医療の逼迫により、交通事故やがんなどの病気で病院にかかれず、場合によっては命を失う状況が目前」とのこと。例えば車で出かけていて、対向車と正面衝突、頭から出血して足の骨が折れてしまっていても、救急車でたらい回しにされ病院で診てもらえない、という状況になりつつあるということだ。
 あるいは、がんと診断され、今すぐ手術をすれば間に合ったかもしれないのに、コロナ患者の対応でなかなか順番が来ず気づいたら手遅れになってしまった、ということが起こり得る状況とも言える。そんな状況を考えると、医療の逼迫がいかに恐ろしいことなのか、少しは実感が湧いてこないだろうか。
 それから、後遺症のこと。未(いま)だに若者は重症化しないから罹(かか)っても大丈夫だ、と考えている人も多い気がするのだが、それはおそらく間違っているだろう。若い世代の重症患者も増えていると聞くし、今後の長い人生を後遺症で苦しめられることになるかもしれない。
 私とて、飲食店やイベント関係者等、多くの人が苦しい状況にあるのはわかっている。一概に自粛をしろ、全ての経済活動をストップしろ、というのは無理な話だ。それでは別の意味での死を生みかねない。
 しかし、だからこそ私は、全員に正しい知識を身につけてほしいと思うのだ。事業所に対する要請ももちろん効果的ではあるのだろうが、まずは個人に「知って」ほしい。医療現場の状況、変異株はどのようなものか、後遺症に苦しむ人の体験談、飲食店の苦しい経営。明らかな感染対策への意識の低さも、一方で行き過ぎた自粛警察も、多くは認識不足、知識不足から引き起こされるものだと思う。
 自ら確実な情報を得るために新聞を読む、ニュースを見る、そして自分なりに想像力を働かせてみる。コロナを正しく恐れ、正しく対策をしていくためには、そのようなことが求められているのだと思う。

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2021年8月15日付 北日本新聞

新湊高2年 宝土詩央里(ほうど・しおり)さん

ママ読み聞かせ脳に効果

 やっぱりママは偉大だと、私はそう思った。この記事を読んで真っ先に思い浮かんだのは、幼少期の頃の記憶。今となってはもう家にないが、昔はかごいっぱいに絵本が収納されていた。一冊取り出してはまた一冊と、何度もお願いし読んでもらっていた。私はそんな家族が読む絵本が大好きだった。
 当時、特にお気に入りだった絵本は「じゅげむ」である。生まれた子供にめでたい名前を付けようと、お寺の和尚さんに相談をしに行ったお父さん。すると、長生きで縁起のよい名前をいくつも教えるあまり選びきれず、すべてを繋(つな)げた結果、とても長い名前になってしまったという笑い話だ。
 実際にはありえないおかしな名前の連なりが面白く、気づけば私もその名前を言えるまでになった。そして、姉とどっちが早く言えるか競争して遊んでいたのが懐かしく、今でも印象に残っている。
 けれど、現在はどうであろうか。親から読み聞かせをしてもらっている子供の割合は、そう高くはないと思う。なぜなら、現代はスマートフォンの普及により一人一台持つのが当たり前になっているからだ。
 外出先で親がまだ幼い子供に自身の携帯を渡し、子供がゲームをしている姿をよく目の当たりにするが、自分が幼い頃は、そんな光景はまだ信じられないことであった。実際に視力低下や運動不足などといった健康被害が起こっていることを知り、時代の流れだから仕方ない、で片づけてはいけない問題であると思う。
 社会で求められる能力の一つに「読解力」があるが、勉強だけに限らず生きていくうえで必要なスキルだ。しかし、SNSの普及により正しく日本語を使えない人が多い傾向になってきている。やはり、新聞や本などを読む人が少なくなってきているというのが考えられるが、そもそも「読む」という習慣がなければ読解力は身につかない。
 事実、親の読書量は子供の読書量に比例するといった調査結果もあるそうだ。SNSでは、入力の手間を省くため短い言葉で伝えたり、新たな造語が生まれたりして日常に浸透している。そして、便利さを通り越した先に誤解を招くこともある。誰もが気軽に何でも言える時代だからこそ、便利の裏には怖さが隠れているということを忘れてはならない。
 このコロナ禍という状況が私たちの生活を大きく変えたように、これから先、どんどん世の中は変わっていくだろうし、変わっていかなければならない。けれども、変えてはならないことも私はあると思う。読み聞かせはその一つで、子育てにおいて今しか味わえない経験を大切にしてもらいたい。それこそが、あるべき家族の形だと私は考える。

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2021年7月29日付 北日本新聞
新聞感想文
◇小学校◇
▽朝日町
濱田永遠(さみさと5)
▽立山町
高浦寛季(立山中央6)
▽富山市
橋本桜空(萩浦5)小橋菜々実(堀川南6)小谷桃子(呉羽3)東陽菜心(光陽6)村田沙羅(富山大付属1)山﨑雅将(同4)
▽射水市
鈴木采海(太閤山2)小松侑愛(中太閤山3)幸塚由楽(大門3)幸塚明翔(同5)北村木音(片山学園初等科1)
▽高岡市
有澤優芽(福岡2)塚本百合子(博労6)柴花穂菜(定塚5)伊橋伶真(下関1)山本さくら(牧野2)出口颯祐(南条3)竹部凛音(同6)
▽氷見市
村上心咲(宮田2)

◇中学校◇
▽入善町
大和有、青木獅子丸(入善2)
▽黒部市
長谷川真子(明峰2)
▽射水市
肥田蒼輝(小杉南3)増井心都(大門3)
▽高岡市
藤田悠生(南星1)寺西いち花(同2)木下和花、荒川璃子(志貴野1)芹原得吏、宮野遥輝(同3)𠮷野心結(伏木1)𠮷野和泉(戸出3)沖田明香里(中田3)中島英里香(国吉義務教育8)
▽氷見市
岡田明花里(南部1)久津呂千晴(同2)前優花、釣岡悠也、東海璃子(同3)山口桂依(北部1)島陽依里(十三3)
▽砺波市
松井七海(庄川1)脇本希々羽、神下愛夏、加藤なつみ、斉藤みくり(同3)
▽南砺市
菊野雅斗(井波2)山崎結加、砂田龍太朗(同3)

◇高校◇
大道翔太、南口晴菜(富山1)和田彩花(富山西1)眞田朋香、入部真翔、岡歩実(同3)岡真愛、細川実穂、鍛治澤昊、太田陸斗、古城心菜、大越健太(大門1)江尻琴風、阿部真理愛(新湊2)山田あかり(高岡南2)石黒結唯、小林由佳、中山陽菜(砺波1)宮﨑美樹(南砺平2)山本優人、中尾真歩、竹澤繁(高岡第一1)
新聞感想文
◇小学校◇
▽入善町
高口夏音(上青6)
▽黒部市
増田望空(中央1)
▽滑川市
前佛一佳(西部1)、鈴木善、島田灯季(同2)
▽上市町
大代快紀(上市中央5)岩口心美(宮川4)
▽立山町
高浦圭輝(立山中央6)
▽舟橋村
寺松賢汰(舟橋4)
▽富山市
伊勢桧依(藤ノ木4)髙橋杏葵(新庄北3)永森海琉(山室中部6)山﨑海翔(福沢6)村上晴美(呉羽4)志甫彩乃(芝園1)林慶祐、村田梛(奥田4)金原優太(東部6)
▽射水市
吉江怜那(放生津6)竹本聖菜(太閤山2)堀徹太(中太閤山3)幸塚実楽(大門3)
▽高岡市
大谷ゆな(五位2)有澤龍芯(福岡1)石王みのり(同2)大西理久(博労1)寺下愛姫(千鳥丘4)三山綾仁(木津2)隅屋明日香(同5)津幡絢萌(同6)芹原沙來(能町6)細池彩華(下関3)山本耕太郎(牧野6)児嶋丈瑠(戸出西部6)松原瑠紀(中田3)
▽小矢部市
梶葵(石動5)下重春子(同6)西守瞬汰(大谷4)嶋倉正之(蟹谷5)
▽南砺市
安田侑生(福野3)佐々木優衣(福光東部4)

◇中学校◇
▽入善町
前田航哉、長島佑朔、須沢栞奈、金澤日和、吉松湧富、小坂咲翔、濵田來祈、舟本大悟、道用そら、永井萌愛、中島心美、米澤朋花(入善2)
▽黒部市
中本結唯、湯野瑞貴、紺谷昂永(明峰2)
▽富山市
菅原瑞希(西部1)安達莉子、豊田優介(同2)杉山愛子(大泉3)青島丈拓(水橋3)室香澄(片山学園2)吉野朗立、小野まりあ(同3)横井明日香(富山大付属2)
▽射水市
奥野由菜(小杉南2)宮林眞子、水上菫、佐久間悠、東山実央(同3)
▽高岡市
室田悠月、福井琥大郎、老子結萌(南星1)西部美音、清水杏奈、山元萌乃、林奈央(同2)礒部志保、米田芙実香、天秤心優、浜野翼(同3)西田ゆい(志貴野1)大野友有希、橘碧生、水巻暖、山川夏穂(同2)石崎陽菜、堺愛理、新川いろは、谷望乃羽、西保蒼来、山本天雅(同3)楠知隼(伏木1)北野徠弥(同2)牧野愛祈、辻󠄀絢斗(同3)野嶽帆乃加(戸出1)砂道彩花、𠮷野有海(同3)森田結実(中田2)永原優里、吉國那奈海(福岡2)上嶋寛之、吉澤七海、土田桃華(同3)
▽氷見市
中田安紗里、染田駿大、藪下未羽、市野玲(南部1)越田結実、片田莉子、垣地美咲、石丸桃香(同2)中村早希、長澤陽菜、名苗花歩、土居晴道、染田乃空、髙橋晴希、林明日香(同3)大賀玲奈、木下葉月、餅󠄀川さくら、大石紗良、大西夏芽、松田悠里、髙澤咲葵、關野沙弥(北部1)能登柚紀(十三2)西田凛音(同3)
▽小矢部市
前田隼誠(大谷1)
▽砺波市
松田然、小西真央、藤永英太、松田ゆずか(庄川2)朝日月楓、織田倫太郎、西元華音、小谷彩乃、川越遥、但田悠輔、山𦚰一、藤本花穂、水上結華、松原悠翔、梅崎綺乃(同3)
▽南砺市
酒井愛梨、三⻆仁美、原田彩名、藤原晴愛(井波2)佐竹智英、笹村咲希(同3)

◇高校◇
早瑠那、古井奏帆、飯里実久、山本麻央、開美優、上田望緒、松﨑朱里、芝田愛日、深井萌優、深津碧(富山1)牧野悠希(富山中部1)谷井咲々(富山西1)川畑美弥(同3)堀川航、島倉あみ、笠舞倖乃(小杉2)明和佳奈、畑田慎、高田愛梨、川﨑美怜、荒木志織、吉岡充喜、久保圭太朗、安土瑞季(大門1)川津響久、淺井優里、脇坂優葉、藤原理子、橋本花、岡野昭仁、石黒月葉、竹村桜次郎、片山莉子、金森華子、川村真琴、中野実咲、荒井優衣、宮田真子、村田朱(新湊2)松本遥、横田夏未(高岡南1)浦井彩希、折本心華(同2)大浅千夏、田中奏菜、宮越梛、北心呼(氷見1)朝日理紗、金森結花(砺波1)沼口緑(南砺平2)若林拓哉、光田彩乃(同3)木田凪咲、髙島萌愛、笠井太貴、千保輝星、塚口遥斗(高岡第一1)白澤杏純(新川1)石原莉子、髙橋愛、西村栞、松崎莉子、鳴鹿冴響、石﨑暁子(片山学園1)
 
家族de新聞スクラップ
クラクションでいのちをまもる!
高岡市立南条小学校2年
川村悠真(かわむらゆうま)君
赤外線カメラは、すごい!たいいんの人もすごい!
高岡市立川原小学校3年
國本理仁(くにもとりひと)君
もったいないを無くそう 食品ロスとフードドライブ
富山市立堀川南小学校4年
牧野悠香(まきのはるか)さん
ニホンライチョウの育雛成功を目指して
富山市立奥田小学校5年
吉野凜(よしのりん)君
世界にひびけ 高岡の音色‼
高岡市立南条小学校5年
川村遙花(かわむらはるか)さん
新横綱 照ノ富士関から学ぶ~努力は人を裏切らない~
射水市立大門小学校6年
後藤志歩(ごとうしほ)さん
高齢者がよりよく暮らせる社会へ
富山市立岩瀬中学校3年
伊藤千遥(いとうちはる)さん
家族de新聞スクラップ
こんちゅうがたくさん
高岡市立能町小学校1年
土合沙來(どあいさら)さん
自ぜんにふれ合おう‼
富山市立山室中部小学校3年
窪田美向日(くぼたひまり)さん
初めて乗ったトロッコ電車から学んだこと
高岡市立西条小学校4年
順德葵子(じゅんとくきこ)さん
戦争が教えてくれたかなしさ
高岡市立西条小学校5年
福田夢奏(ふくたゆめな)さん
日本菓子 海外生産進む どんな味?!
富山市立呉羽中学校1年
横越壮(よこごしそう)君
睡眠だけでは『疲れ』はとれない!?
富山市立北部中学校2年
村田珠理(むらたじゅり)さん
憧れの職業に就いた水島大和さん
富山市立和合中学校3年
溝口楓花(みぞぐちふうか)さん
家族de新聞スクラップ
◇小学校◇
▽朝日町
七澤麗仁(あさひ野6)
▽入善町
貞益希星(上青5)
▽黒部市
小倉千世(村椿5)中嶋光誠(荻生2)中嶋将弥(同3)
▽滑川市
小泉愛珠(寺家3)中島結音(北加積4)
▽上市町
矢野陸翔(上市中央1)
▽立山町
間野允稀(立山2)
▽舟橋村
當田峻大(舟橋4)
▽富山市
宮崎花(豊田5)齋藤湊斗(藤ノ木1)齋藤吏音(同5)八木悠貴(上条4)山本和香(堀川南3)窪田誠愛(山室中部6)坂井音水、酒井亜玖里(蜷川6)滝脇郁花(鵜坂4)金厚舞子、中島はな(八尾6)京優希、新村眞歩、米澤瑞稀(杉原6)関萌々果(呉羽4)松本紗奈(中央3)廣田美咲(奥田6)宮崎鈴都(富山大付属1)早矢仕綾(同5)
▽射水市
林紗矢香(歌の森2)北林琉聖(太閤山4)蓮沼佳帆(中太閤山1)蓮沼誠史(同5)
▽高岡市
松尾咲花、関芽生(福岡6)小森結月(横田1)小島滉太朗(博労3)安部莞右(木津5)澤田果歩(同6)嶋原颯真(川原3)安井悠尋(平米2)永井愛華(下関2)黒田栞乃子(同3)筏井南々子(二塚6)澁なずな(牧野2)石灰大晟(同6)山本和花(南条4)
▽氷見市
横田悠真(宮田5)
▽砺波市
平尾和花奈(出町2)窪田乃彩(砺波南部6)
▽南砺市
澤輝(城端4)高瀬愛姫(福光南部6)

◇中学校◇
▽朝日町
住吉美悠(朝日1)
▽魚津市
加藤希望、佐々木いるえ、吉田紗彩、関口絢介、岡本佳実(東部1)
▽富山市
中野沙紀(芝園2)島田結生(西部2)大川苺香、星川莉弥(北部1)髙島小町(同2)大橋果歩、前田好葉、髙桑千誉美、石倉那菜(岩瀬1)中田果歩、瀨知いずみ、押田美羽留、竹内勇気(同2)岩木晴海、松原結菜、中野美結(同3)薄島美羽(大泉2)水野紗彩(和合1)布村陽菜(同3)堀心花、堤真珠、谷井咲太(呉羽1)八町麻由、山本心舞、中西唯月、橋本莉那、森田実也子(同2)中田葉月(水橋1)舘山咲慧(同3)
▽射水市
佐藤世菜、髙橋杏奈(小杉1)夏野留実(小杉南2)
▽高岡市
中川歩那、松田悠那、堺谷心晴(中田1)川﨑優、沖田明香里(同3)槇谷百華(牧野2)髙橋歩花(同3)山﨑葵衣(国吉義務教育8)
▽南砺市
中川碧人(福光1)
家族de新聞スクラップ
◇小学校◇
▽朝日町
五十里愛凜(さみさと4)大倉嵩生、鹿熊のどか(あさひ野6)
▽入善町
道又綾乃(飯野2)道又真緒(上青2)吉塚大智(同6)高橋マティルド(入善6)長島昊汰(桃李4)
▽黒部市
山内雅仁(中央2)
▽魚津市
金本昊喜(よつば5)
▽滑川市
西方瑠依(寺家3)
▽上市町
上丸葵生(相ノ木2)
▽立山町
戸田愛梨(高野2)板倉凪(利田2)
▽舟橋村
川尻海晴、宮本紗那(舟橋3)村本琴音、湯浅楓花(同5)瀬戸海尋(同6)
▽富山市
森田結琴(大広田2)磯野雪乃、上田芽奈(豊田5)三浦桃(萩浦3)粟林美織(新庄1)天井絵美莉(藤ノ木2)青山莉乃(同4)山本樹生(水橋西部3)松田瞭人(新庄北2)伊藤遙香(堀川6)稲村真美佳(山室6)岡本莉奈、神島太郎、松本ひまり、村上凛菜(蜷川6)細野泰寛(熊野1)中村大星(同3)川﨑彩愛(速星3)横井珠希(神保6)安井菜々子、福山凜華、根上真乙、谷井愛有美、新屋虹奈、廣井絢子、小山とわ(八尾6)森本紗羽(杉原1)西田亜瑚(同2)西田萌莉(同4)新村菜ノ花(同5)平山奈津実、長谷川瑛美、藤澤柊栞(同6)前咲良(神明2)田尻礼奈、関寧々果(呉羽6)近島悠介(長岡3)米山陽人(芝園4)田口智也(奥田6)齋藤隆太(東部1)古田舜哉(同3)山崎怜也、平野礼央奈(富山大付属2)武部愛子、奥望帆子(同3)岩本政宗、岡根実俐(同4)
▽射水市
棚田凌成(放生津2)船田晴道(新湊1)辻本理奈(同5)寺口文都(東明2)村橋繫多、林真帆、村井建太(歌の森4)柴田彩衣(中太閤山2)柴田萌衣(同6)土合里歩(大門3)
▽高岡市
小川明莉(福岡4)要藤美生、浦上綾乃、林ゆめ、中村陽向、酒井喜久(同6)島田紗希(博労3)中屋文恵(同6)般若葉音(西条5)舘林みくる(千鳥丘3)矢澤一華(木津4)山口美月、今井陽茉里、塚越千寿帆、四間丁颯(同5)南悠葵、湯浅順太(同6)二上詩帆(川原2)佐々木結惟、河﨑莉子、炭谷彩花、沙魚川快斗(同4)片野里央子(万葉3)大門泰地(能町2)芹原沙來、岩上友俐(同6)織田悠那(定塚6)宮重あつ子(平米5)川村美佳(下関5)上仙陽葵(二塚3)城越紀伊(野村6)槇谷一晟(牧野5)裏野賀子、别本和葉、安カ川凌久、福島さくら、竹部凛音(南条6)南咲良(戸出西部3)中村花、宮森葵衣、山﨑美玖(同6)今井克哉(こまどり支援1)髙田空太郎(同4)沖美築(同5)
▽氷見市
東渚紗(宮田1)
▽小矢部市
八谷有紗(石動5)
▽砺波市
吉永佳代(出町3)曽根大和(同6)柴田桃花(砺波北部3)竹端恵佑、田中景、高畠未羽(庄東3)工藤紗和(鷹栖6)
▽南砺市
田原和奏、水口和佳南、川田芽生、細川優衣、石田祥(城端4)脊戸川愛義(福野3)大坪悠友(同4)寺西実紅(同6)松本志唯(福光中部5)堀乃和(福光南部5)

◇中学校◇
▽朝日町
田中結衣、吉田美穂(朝日2)川原千代(同3)
▽黒部市
北條珠季(明峰1)
▽魚津市
山田晏士、武田芽愛梨、山澤恵理香、山﨑敬介、野村蒼士、有馬未菜、野村凜乃、新濱明日香、荒木謡、伊藤愛叶、奥村尋斗、畠山悠輝、林晏澄、川合慈、谷澤咲季、池村瑞希、米山夕望、寺﨑陽月、長谷川桃菜、岩田奈桜(東部1)
▽富山市
白山蒼大、南部絢加、古川莉子、上野来夏(芝園2)窪悠李(堀川1)下ノ村実歩(同3)中川友加里(東部2)原舞子(西部3)北川優菜、赤井胡桃、西川陽菜、長谷川茜音、山口紗世、高田芽生、佐野月南、座主坊真衣、田口純宇(北部1)室林美結、長崎杏樹、蘇田美羽、水野美玖、谷内田柚子香、小久米優月(同2)山﨑祐花、山下葵生、藤本唯愛、早勢凛、藤原茜、小松花、西田和音、光主早希、四十住桜來、小葉松未来、田邉愛果、大野和佳奈、岩折奏(岩瀬1)渡波宏幸、林陽香、正脇千華、クレショリ咲良、作田藍、芝田ななみ、種岡千桜、新田夏菜、藤井杏、水上千聖、髙野愛菜、樋口芽依(同2)西森彩乃、三ツ井麻結、穴倉万愛、坂西容、村瀬洸、山﨑理央、大村茉央、髙田莉里杏、團有彩、山崎史織(同3)齊藤麻央(大泉1)朴木大翔、小池由奈、保田梨華(同2)中田悠一朗(和合1)細川梓、折橋隆成(同2)高木佳音、増山恭太、岩田篤紀、飯野茉生、作田和望、中沖由侑、中川陽世、内田蒼生、神保和奏(同3)銅大空、岡崎颯希、髙橋美優、五十嵐吏那、稲澤明夢美、松井七海、土田麻華、森田彩愛、西田親平、中沖流風、山本埜愛、フォルカーソン萌愛、中沖桃々、黒田龍生、大谷清輔(呉羽1)山﨑萌々、牧山可奈、多喜琉人、髙波杏衣香、北森結菜、西村和貴、飛田倫、藤本江美、近藤千沙妃、中林諒、大塚碧、吉塚祐介、松田実沙、土田暖大、河原涼華、恒田桃果、田村愛依理(同2)山口葵(水橋1)中田航平、上田柚稀、藤根悠奈(同2)今谷愛佳(同3)山腰彩稀(上滝3)横田紗和(片山学園1)室香澄(同2)
▽射水市
若林史奈(新湊2)鶴森万央、浅野七海(小杉1)
▽高岡市
内田菜々美、芹原得吏(志貴野3)浅香樹(戸出1)稲場結奈(同3)松本葵衣、平澤椛、三村桃子(中田1)柳清未音、高桑莉子、宮腰陽凪(同2)髙橋里歩、篠田乃愛、田中優羽、長谷川果南(同3)湊柑奈、林和香(牧野1)示野翔真(国吉義務教育7)南結衣、中島英里香、中西紗雪、小久保彩音、平田匠、能渡一華(同8)中尾光希、天谷優(こまどり支援3)
▽小矢部市
宮森美樹、荒井乃愛、河西明衣(津沢1)
▽砺波市
森田善心(庄川3)
▽南砺市
紙澤心菜、中田祈璃、松本敢太郎、冨澤心美、河合亮怜(福光1)石本大起(同2)
NIE学校賞

▽小学校
舟橋小、富山市八尾小、富山市杉原小、高岡市福岡小、高岡市木津小、高岡市川原小、高岡市南条小、南砺市城端小、南砺市福光南部小

▽中学校
入善中、魚津市東部中、富山市北部中、富山市岩瀬中、富山市大泉中、富山市和合中、富山市呉羽中、富山市水橋中、高岡市南星中、高岡市志貴野中、高岡市中田中、氷見市南部中、氷見市北部中、小矢部市津沢中、砺波市庄川中、南砺市井波中、南砺市福光中

▽高校
富山高、大門高、新湊高、氷見高、砺波高、南砺平高、高岡第一高、片山学園高

講評

【水橋渉氏(県小学校長会長)】

 新聞記事と出合ったとき、問題を自分事として捉えていることが伝わってくる作品。問題について調べ、分析し、自分の考えを深めている作品。また、自分の考えや思いをグラフや表などで分かりやすく表現した作品。記事と向かい合おうとする姿が目に浮かびました。読み手を意識した努力や工夫が感じられる作品も数多くありました。
 新聞には、知識や事実だけでなく、今や未来をどのように生きていくかなど、人の思いがたくさんつまっています。これからも新聞を通じて、日本を含め世界で起きていることに興味・関心を持ってほしいと思います。それが、新聞記事を多面的、多角的に見たり物事の本質を考えることにつながったりします。みなさんのさらなる成長と活躍を期待しています。

【白江日呂雄氏(県中学校長会長)】

 新聞は社会を映す鏡と言われますが、両部門とも新型コロナウイルスや東京オリンピック・パラリンピック、SDGsを題材にした作品が多く見受けられました。コロナ禍の医療従事者の実態や地球温暖化対策、地域の伝統行事の継承についての作品では、自ら掲げるテーマを調べて深掘りしたものや、自身の体験を下敷きに展開したものなど、読み手を引き込む手法も多彩で、感心させられました。何より背伸びすることなく中学生の素直な胸の内が伝わり好感が持てました。
 これからの時代を担うみなさんが、広い視野を持って社会と向き合い、自分の意見や考えをきちんと伝えていることを頼もしく感じます。今後も新聞を通じて社会に触れながら、思考力や表現力を育んでくれることを期待します。

【本江孝一氏(県高校長協会長)】

 新型コロナ感染症は、学校生活にも大きな影響を与え続けています。こうした中、皆さんの作品は、自分への影響を超えて、八尾「おわら風の盆」の継承やコロナに関する正しい知識を得ることの大切さ、また、読み聞かせによる子育ての原点など、どの作品にも、目に留まった記事をきっかけに、一歩進んで自分の思いを語ることによる深まりが感じられました。おばあさんが新聞を用いて勉強する姿を記してくれた作品は、歴史の認識や皆さんの学びに変化をもたらすのではないでしょうか。
 新聞の記事は知りたいことを知るだけでなく、思いもよらぬ世界に連れて行ってくれます。これからもいろんな世界に接し、自分の考えを発信してくれることを期待しています。

コンクールの経過

【第18回わたしの新聞コンクールの経過】

 本年度の「わたしの新聞コンクール」は、「家族de新聞スクラップ」と「新聞感想文」の2部門で応募を受け付けました。
 気になる記事を切り抜いて家族や友人と意見をまとめる「家族de新聞スクラップ」に2,694点、記事を読んだ感想や新聞について思うことをつづる「新聞感想文」に1,928点の計4,622点が寄せられました。
 コンクールは北日本新聞社と、北日本会(北日本新聞販売店会)が毎年実施しており、本年度が18回目です。今回も、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、取材活動を行う「かべ新聞」部門は中止しました。
 審査は、水橋渉県小学校長会長、白江日呂雄県中学校長会長、本江孝一県高校長協会長、NIEアドバイザーを務める県東部教育事務所の島瀨武夫指導主事、吉川真理指導主事らが担当しました。2部門合わせて金賞14点、銀賞14点、銅賞172点、入選531点を選出。NIE学校賞には34校が輝きました。
 このホームページでは、家族de新聞スクラップと新聞感想文それぞれの金賞、銀賞作品のほか、銅賞、入選、NIE学校賞の名簿を掲載しています。





主催/ 北日本新聞社、北日本会(北日本新聞販売店会)
後援/ 後援/富山県教育委員会、富山県市長会、富山県町村会、富山県各市町村教育委員会、富山県高等学校長協会、富山県中学校長会、富山県小学校長会、富山県私立中学高等学校協会、富山県PTA連合会、富山県高等学校PTA連合会、富山県児童クラブ連合会、富山県ケーブルテレビ協議会
お問い合わせ 北日本新聞社読者局 TEL.076-445-3351 (平日9〜17時)