埜林律慈(高野3)
▽富山市
和田樹(呉羽6)竹田光里(富山大付属3)
▽射水市
林真帆(歌の森6)
▽高岡市
木村璃穂(横田4)髙井優汰(能町1)安井悠尋(高陵4)諸見里大輝(牧野4)諸見里優輝(同5)熊野伶真(戸出西部1)
▽氷見市
水口茉莉花(比美乃江4)
▽南砺市
淺田智也(福野4)
土肥京華、奥田莉央、山端育実、相山琴音、浅生稜美、今谷夢佳、梅田歩希(水橋2)山田瑠愛(城山2)山﨑登生(楡原3)
▽小矢部市
河西明衣(津沢3)
▽南砺市
浦井千晶、五郎静夏(福野2)
池原悠馬(入善6)
▽射水市
村橋繫多(歌の森6)
▽高岡市
宮﨑結月(福岡6)黒田朝陽、平田剛暉(横田4)関美琴(西条6)松下あいら(木津6)水口愛菜、柿原永奈(野村5)木下陽生、大岡泰輔(牧野6)赤川琴音(南条5)齊藤千絢(戸出東部5)
▽氷見市
鎌仲涼平(上庄6)
▽砺波市
髙信美咲(出町5)
▽南砺市
梅木愛奈、北本佳奈、松浦羽那、安丸心海、福井志麻(福野4)
大橋安希(水橋1)網谷歩華、山口葵、荒井鈴羅、宮﨑寿奈(同3)水上桜来(楡原3)
▽小矢部市
大浦真希、沼田紗英、宮森美樹(津沢3)
入善町立飯野小学校5年
塚田 美紀(つかだ みき)さん
本当の正義
「そうだ おそれないで みんなのために 愛と勇気だけが 友達さ」。これはまん画家やなせたかしさんが生んだ国民的キャラクター「アンパンマン」の主題歌の一節だ。このアニメが人気のきっかけとなった絵本「あんぱんまん」が今年刊行50周年をむかえたそうだ。
アンパンマンといえばこまっている人には迷わず手を差し伸べ、おなかを空かせた人には自分の顔のあんぱんを食べさせる場面がえがかれている。ヒーローとはどんな時でも格好良く常に冷静で、最終的には悪者をこらしめ、みんなをすくってくれるものだとこれまで私は考えていた。しかしアンパンマンはヒーローであるはずなのに、自分の弱い部分をどうどうと見せるすがたに私は少しい和感を持っていた。
新聞の記事に、やなせさんは20代で戦地に送られうえの苦しみを味わったと書いてあった。どんなにおなかが減っていても自由に食べることができない状きょうだったのだ。もしかしたらやなせさん自身が戦地でアンパンマンのようなヒーローに助けられたのではないだろうか。やなせさんの実体験がアンパンマンを生み出したのかもしれない。
ヒーローのことをよく「正義の味方」と表現する。そもそも正義とはいったい何なのか。正義の意味を辞書で調べると、人としての正しいおこないと書かれていた。では正しいおこないとは何なのか? 例えば戦地に4人家族がいたとする。目の前に1人分の食料しかない。これを家族全員で分けることになったら、きっと親はがまんをして子どもたちに「食べなさい」と言うにちがいない。自分の命より子どもの命をゆう先し守らなければならないと本能で感じ、そのように言うはずだ。全ては自分のためでなく人のために…。このように弱者を守ろうと自然にわき出る思いこそ正しいおこないではないだろうか。
やなせさんはあんぱんまんの絵本の後書きに「本当の正義というものは、けっして格好のいいものではないし、そして、そのために必ず自分も深くきずつくものです」と書いている。正義=格好いいと考えていた私は大きなかんちがいをしていることに気がついた。
本当に強い人は、自分の力を人のために使える人だ。自分がどれだけきずついても助けたい相手に全ての力をそそぐ。それこそが正義なのだとやなせさんから教わることができた。
ヒーローになるのは決してかん単なことではない。それでも私はたった一人でもすくえるヒーローになりたいと強く思う。
本当の正義を目指して!
射水市立小杉南中学校2年
長谷川 奈南(はせがわ なな)さん
考えよう、野生の生き物との共生
かわいらしくて、人懐っこくて、優しくて賢い生き物。これが私のイルカに対するイメージでした。それを180度ひっくり返されたのがこの記事です。部屋にあるイルカのぬいぐるみを見つめながら、私は信じられないような、どこか悲しいような思いで何度も記事を読みました。
福井県の海水浴場近くの海岸で、男性が近づいてきたイルカをなでた後、海から上がろうとした際、足や手をかまれたそうです。この他にも福井県の海岸ではイルカによる被害が相次いでいるそうで、同じ北陸の海での事故に大変驚きを覚えました。
私は1歳の頃、ハワイを旅行し、イルカと共に遊んだことがあります。背びれを持って一緒に泳いだり、イルカとキスをして記念撮影をしたりしました。また、水族館に行く度に見たイルカショーでは、利口な様子や人間との巧みなコンビネーションで楽しませてくれました。それなのに、なぜ? 相次ぐ事故に何か背景があるのかな? 私のイルカに対する思い込みと先入観はぐらぐらと揺らぎ始め、イルカについて調べてみたくなりました。
イルカは社交的で好奇心旺盛な生き物だそうです。イルカが人間を襲う事故は、イルカの人間と遊びたい気持ちが要因ではないかという意見もあるようでした。しかし、鋭い歯をもち、体重が200㌔近いイルカは、水中に獲物を引き込む力も強く、海水浴客にとっては危険です。福井県ではイルカを捕獲することは困難であり、超音波によって人間と交わらないように対策をするにとどまっているようでした。さらに、水族館研究員の方の話を調べると、海流や水温の変化に伴ってイルカの生息範囲は年々変化してきており、群れの移動の際にはぐれた個体が、海水浴場付近にすみつくケースもあることが分かりました。
調べていくにつれて、私の自宅付近で騒ぎになったクマの事件と今回のイルカのことに似た点があるように思えてきたのです。私の住む地域にクマの出没情報が何日も続き、学校の早退や部活動の中止等、生活に影響を及ぼしたことがあり、大変不安な数日間を過ごしました。どちらも、地球環境の変化によって、すみかを追われ、転々とせざるを得なくなっている気がしてならないのです。
これまで、クマやイルカが人間を攻撃しているとばかり思っていました。しかし、私たち人間が生き物たちとすみかや食料を分け合い、共に暮らしていくためには、立ち止まって考える時期にきているのではないでしょうか。私の住む北陸以外の地域でも、生き物たちの悲しい「助けて」の声が聞こえてきていると思います。イルカとの素敵な思い出から一歩踏み出し、「環境」「共生」という視点から、生き物たちと向き合うきっかけを、この記事はくれたのです。
氷見市立西條中学校2年
余川 媛香(よかわ ひめか)さん
「ほんとうの正義」を忘れない
私には、幼い頃から現在に至るまで、変わらないヒーローがいる。それは「アンパンマン」である。幼い頃はテレビアニメでよく見ていた。様々なキャラクターを苦しめるバイキンマンをアンパンチでやっつける姿が、たまらなく嬉しくて、強くてかっこいいアンパンマンが大好きだった。
小学生になり、次第に「アンパンマン」をテレビで見ることが少なくなってきた頃、1冊の絵本に出合った。それは、テレビの姿のように、いつもキラキラ輝いて元気はつらつのアンパンマンではなく、マントはぼろぼろで、おなかを空かせた人たちに顔を食べさせてあげてすっかり顔がなくなっていく「あんぱんまん」という絵本だった。いつもと違ったヒーローの姿に驚いたが、次々に困った人々を助ける姿が嬉しかった。
そして中学生になった今、「あんぱんまん」の絵本が刊行されて50周年を迎え、やなせたかしさんの「『ほんとうの正義』描く」という記事に出合った。記事には、自分の大切なものを分け与えて人々を助ける姿に、「『ほんとうの正義』というものは決してかっこいいものではなく、自分も深く傷つくものである」という思いを込めていたということが書かれていた。それはやなせさんが戦地に送られ、飢えの苦しみを味わったからこそ生まれた思いであり、戦後も向き合い続けたテーマだったということを知った。おなかを空かせた人や困っている人に、自分の顔を分け与えている、テレビアニメの「アンパンマン」や絵本の「あんぱんまん」に、そのような深いテーマがあったことに深く感動した。
戦争による飢えの苦しみについての話を、私の亡くなった祖父から聞いたことがある。たくさん兄弟がいた祖父は、どんなに自分が空腹でも、自分より弱い幼い弟たちに少しでも多く食べ物を分け与えていたそうだ。戦争を体験したやなせさんと祖父の共通した思いから「ほんとうの正義」というものは、誰にでもできるものではなく、自分を犠牲にしてでも人を助ける強さが必要であることを教えられた。
平和な世の中に暮らしている私は、自分を犠牲にして困っている人を助けることを簡単にはできないかもしれない。しかし、幼い頃から大好きだったヒーロー「アンパンマン」から学んだ、優しくて熱い心をいつまでも忘れないで生きていこうと思う。
氷見市立西條中学校3年
吉田 椛華(よしだ もか)さん
AIと共に安全で便利な世の中へ
朝、隣で父が読む新聞記事の「AI」という文字が目に入ってきた。その瞬間、この春経験したファミリーレストランでの苦い出来事を思い出した。
妹の誕生日を祝おうと、家族で近くのファミリーレストランへ行くとそこには、AIロボットが配膳をする姿があった。とても忙しい時間帯で、配膳役のロボットは大活躍だった。障害物があると立ち止まり「すみませんが道をあけていただけませんか」と喋っている。その姿は頼もしく、とても可愛らしかった。
しばらくして、食後の妹の誕生日ケーキを待っていた。私たちはタッチパネルの中のケーキを持ってきてもらうボタンを探せず、近くの店員に口頭で頼んでいた。しかし、30分以上経ってもケーキが来ない。再び同じ店員に確認すると、その後に違う店員が来て、苛立った様子で「オーダー用のタッチパネルで操作しないと店員にうまく伝わらないため困る」と言ってきた。ケーキの準備は今から行うのだという。しばらくお店に来ていなかった私たちには、すっかり変わったお店の仕組みがわからなかった。長い時間待たされたうえに注意も受けた。なんでこんな思いをしなくてはならなくなったのだろうと思った。妹の記念すべき日なので苛立つ気持ちをぐっとこらえた。
AIロボットが活躍していて、客への配膳が早くなっている。しかし、便利なロボットに、人が頼りすぎているのではないかと思った。ロボットはとても賢く便利だが、操作するのは人であり、人は感情を読み取り、状況に応じた工夫ができる。人が対応しなければいけない場面があると思う。その性質を理解すれば、新しい接客方法に変わり、もっと便利になる。人とAIは共に補い合うべきだ。
この出来事があってから私は「AI」というワードを意識するようになっていた。
新聞記事の内容が気になって読み進めると、別のAIの凄さや恐ろしさに気付くことができた。AIはどんどん進化していて、近年企業などで導入が進んでいる「生成AI」は、今までと違い、学習したことから新たなコンテンツを生み出すことができる。しかし、生成AIの学習量、精度、スピードが今までより格段に増したことで、今度は不適切な情報収集への警戒が必要なのだそうだ。国は法令順守や人権尊重を求め、犯罪目的の利用を防ぐ対策の開示をAI関連企業に求めるという内容だった。
AIはとても賢くて忠実であり、進化して世の中に想像以上に貢献する。でも使い方を間違えると犯罪につながるため、人が正しく問題なく動かせるように作ることが非常に重要だ。悪用することなく、人とAIが相乗効果を生み出すよう発展していくことを願う。
高岡南高校2年
増井 心都(ますい こと)さん
性差別の無い社会へ
私の目に飛び込んできた「女子枠」の文字。富山大学の工学部の推薦入試において、2023年度から女子枠を設けたということだった。地元の大学でありながら、私はこの記事を読むまで女子枠が設置されたことを知らなかった。
もう一つこの記事で知ったことは、国が理工系女子を増やす方針を掲げていることだ。女性の社会進出を目指す取り組みはよく見るが、得意とする分野が理系である女性を増やすというのは、私には目的がすぐに理解できなかった。学習内容に性別は問わないのではと思った。しかし記事を読み進めると、引っかかっていた点は少しずつ解けていく。実際に女子枠を利用して富山大学に入学した森さんは、中学時代の女性の友人が進学先を工業高校と迷った末に「男子ばかりの環境で過ごせない」と普通科を選んだと話す。本当は理工学が大好きな女性や、その分野で優秀な女性が、男性が多いという理由で道を絶ってしまう現状があるのだ。女子枠の設置で少しずつ理工系の女子学生が増えれば、理工学=男性のイメージは解消されるのかもしれない。そして性別を理由に夢を諦めてしまう女性の活躍に繋がるかもしれないと納得した。
だが、さらに記事を読み進めて次に目に止まったのは男性からの「逆差別だ」という意見だ。女性を優遇するがために男性が不公平感を抱いてしまうのも分かる。
中学時代、教室に女子生徒の制服のスラックス導入を知らせるプリントが届いた。読み終えてすぐに私は違和感を感じた。どうして男子生徒の制服にスカートの導入は無いのか。友人も皆この点が気になると話していたのを覚えている。複雑な問題だが、女性差別も男性差別も絶対にあってはならないと思う。
他にも、理工学部に女子枠があるなら文系学部に男子枠の設置は無いのか、心と体の性が一致しない人は女子枠の出願条件を満たすのか、など様々な疑問が浮かび上がってくる。この記事の最後にある「性別に基づく根強いイメージを解消し、社会的な公平性をどう担保していくか」の言葉に強く共感した。最終的な目標はそこにあると思う。
自分も性別による固定観念で無意識に差別していることがあるかもしれない。まずは私も普段から「男子だから」「女子だから」という考えを持たないよう意識したい。そして、それぞれの夢をもっと堂々と目指し続けられる性差別の無い社会づくりを、自分ごととして考えていきたい。
富山高等専門学校射水キャンパス3年
加藤 恋(かとう れん)さん
向き合う勇気
今でも途切れることなく記事となっているロシアのウクライナ侵攻。ロシア語を学んでいる私はかなり関心を持ってロシア関連の記事を読んでいた。その中で、何気なく見た記事の「地雷」という文字が目に留まった。ゲームでしか聞かないような馴染みのない言葉に興味を持ち記事を読み進めた。
ロシアのウクライナ侵攻は2022年の2月から現在にいたるまで甚大な被害、世界への影響を巻き起こしている。初めてこの報道を見たとき、この世界で起きている現実であるとは信じ難かった。どうしてもどこか遠い世界の出来事であると自分の中で考えてしまった。もし自分が同じ状況だったらと想像できる人はどれくらいいるのだろうか。
記事にはクラスター弾やバタフライ地雷などが「非人道兵器」という言葉で表現されている。クラスター弾というのは攻撃力抜群で、大量の子爆弾をまき散らし不発弾が残るものである。バタフライ地雷は蝶のような緑色の地雷で草むらではかなり見つけにくい。それをクラスター弾に詰め込み、辺りに散らして姿を隠す。まさに「非人道兵器」である。森でキノコ狩りをしていた男性が地雷によって足を失うことになった。ロシア軍が撤退してから10カ月も過ぎていた。それこそが地雷というものの恐ろしさだと思う。
母にもこの記事に関しての意見を聞いた。母は地雷と聞くとダイアナ妃を連想すると言う。それを聞いて私自身も調べてみた。ダイアナ妃は反地雷活動に力を入れており、アンゴラを訪問していた。ある写真が出てきたがその写真がとても印象的だった。ダイアナ妃はどこに地雷があるかも分からない地域を恐れることなく堂々と歩いているのだ。その姿は勇気に満ち溢れている。問題解決のために自分の身の危険さえ厭わない勇気がとても大切なことだと気づかされた。
これまでクラスター弾で民間人が200人も亡くなっている。地雷は地域一帯に散らばるため軍事的価値が見出されているという。しかし、罪のない人々を突如として命の危険にさらすこの兵器は決して見逃してはいけないと感じる。ダイアナ妃の取り組みをはじめ、現在まで地雷を根絶するための国際的な努力は続いている。
「(非人道兵器の使用も)ロシアに勝つには仕方がない」「非人道兵器を使ってでも侵略者を追い出してほしい」といった悲しい言葉が出るほどウクライナ国民が追い込まれた悲惨な現状を変えねばならない。記事を通じて、常に他人事ではないと捉えること、自分でこの悲しい事例を受け止めて自分の中で考えることが必要であると感じた。戦争から逃げず関わっていく勇気が闘いを根絶するきっかけになると強く思う。
富山市立堀川南小学校5年
小橋 晟(こばし じょう)さん
それでも夢をあきらめない
ウクライナ南部に住むサーシャさんの将来の夢は3歳から続けている新体操で、国際大会に出場し金メダルをとることだ。義足の写真と一緒にのっていたこの記事を見て、僕はおどろいた。2022年5月、ロシア軍の砲撃でがれきの下敷きになり、腕を骨折し、左脚の太ももより先を失ったのだ。僕より年下の7歳だ。
戦争がなぜ起きて、なぜ今も苦しむ人がいるのか僕にはよくわからない。でもそれは現実で、世界では起きているのだ。何もしていないのに砲撃され、サーシャさんは片足を失った。それでもリハビリにはげみ、23年3月には練習を再開して6月には大会に出場したと書かれていた。
もし自分がそうなったとき、そんなに頑張れるだろうか。僕はバドミントンを習っている。片足を失ったとき、続けたいと思える自信がない。きっと何もかもあきらめてしまうんじゃないか、怖くて何も考えられないかもしれない。試合に勝てなくて落ち込んでいる僕の悩みなんてちっぽけなものだと思った。サーシャさんは僕が想像できないくらい辛かったと思う。それでも夢をあきらめずにいるのだ。大切な夢や目標があるから頑張れるのかもしれない。その強さに心をうたれた。
僕が住んでいる日本は平和だと思う。学校に通えて、普通の生活ができる。きっとサーシャさんも同じように生活していたはずだ。それが当たり前じゃなくなって、自分の命まで危険な状況になったのだ。きっと、「戦争がおきていなければ」「なんで自分が」と何度も思ったと思う。戦争をしている人たちは、サーシャさんのような子どもたちがいることを知っているのだろうか。
僕はこの記事を読んで、サーシャさんに金メダルをとってほしいと心から思った。戦争に負けない強い気持ちで戦っていることを世界に伝えてほしい。その姿を見て、僕のように応援する人はたくさんいると思う。
僕たちはまだ子どもで、世界を変えることは難しいけれど、戦争がいけないということはわかる。そして、多くの子どもたちには夢や目標があると思う。戦争で苦しむ人がいない平和な世界で、当たり前の生活ができるようになってほしい。スポーツや好きなことを安心して頑張れることが幸せなことなのだと、ウクライナの人たちから学んだ人は多いと思う。遠い国の顔も知らない小学生だけれど、サーシャさんをずっと応援したい。そして、僕も少し強い気持ちを持って、夢をあきらめずにいたい。
富山市立呉羽小学校5年
小谷 桃子(こだに ももこ)さん
新聞のおかげで目標を持ちました
私は野球の大会でツーベースヒットを打ちました。公式戦で二塁打を打ったのは初めてでチームメートみんなが喜んでくれました。監督からは、「桃子、明日の新聞にのるぞ!」と言われて私は「やった!!」と思いました。公式戦で長打を打つと新聞に名前がのるのです。その日の夜は早く新聞が見たくてわくわくしました。
私は小学校の1年生から野球をしています。4年生まではティーボールの試合に出ていましたが、大事な試合にはあまり出場できませんでした。
今年、私は5年生になり、少しずつ試合に出られるようになりました。私はファーストを守っています。ファーストは、ボールをキャッチしてアウトを取れると、とてもやりがいを感じるポジションです。
しかし、6月にあった大事な試合で、私はエラーをしてしまいました。そのため2対3になり1点差で試合に負けてしまいました。試合後、監督やチームメートから「しっかり練習しよう」や「ちゃんと捕れよ!」と言われました。私は、自分のせいで負けてしまったと思い、とても落ちこみました。そして、次の試合には私は出ることができませんでした。
もっと練習して上手になろうと決めて、チームの練習以外にも小学校のグラウンドで練習をしました。守備の練習をしないとエラーをしてしまうので、ちゃんと守れるようにゴロやフライを捕る練習をしました。
しばらくすると練習の成果が出て、私はエラーをせずに守れるようになりました。守備が上手になってきたら、試合にスターティングメンバーで出て、最後まで出場することが増えてきました。試合に出場できることがすごく嬉しかったです。
バッティングも上手になりたいと思い、バッティング練習も毎日続けました。夜、暗くなってからは、家の中でピンポン球を打って練習しました。
そして9月の試合で、公式戦で初めてツーベースヒットを打つことができました。
低めのボールをふると、打ったボールは勢いよく飛んでいき、センターをこえたのです。ボールはそのまま転がってフェンスまで届きました。私は全力で走り、一塁ベースを回り二塁まで行きました。私は初めてツーベースヒットを打ったのです。監督やチームメート、ベンチのみんながすごく盛り上がって喜んでくれました。
次の日、朝一番に新聞を開き、ついに自分の名前を見つけました。新聞に名前がのると、「がんばってよかった」と思いました。次はスリーベースヒットを打って新聞にのりたいです。
富山市立三成中学校2年
堀 太翔(ほり ひろと)さん
敬意を持って話し合う
「超大型望遠鏡TMTの建設に、反対運動が起こった」。この記事の一文は僕には不可解だった。
僕は子どものころから科学博物館のプラネタリウムに何度も行って、宇宙には興味を持っている。宇宙の成り立ちや、星の誕生の話、恐竜と地球の歴史や、目に見えない宇宙空間に存在している物質の話など、圧倒的な映像美とともに壮大な宇宙の世界に何度も感動してきた。だから、みんな宇宙が好きで、望遠鏡の建設に反対する人などいないと思っていた。また数年前には、各国の望遠鏡が協力し合ってブラックホールの撮影に初めて成功したというニュースがあったハワイの山「マウナケア」でのことだから、なおさら疑問に思った。
気になってマウナケアを検索してみると、標高4千㍍の山で、そこは昔から信仰の地として大切にされてきた神聖な場所であると分かった。そして既に各国の望遠鏡が13台も立ち並んでいる。
僕がくらす県にも3千㍍級の立山連峰がある。立山は日本の三霊山にも指定されている神聖な美しい山で、僕も2度登ったことがある。厳しい道のりを乗り越えて見る景色はけたちがいだ。マウナケアと同じように遮るものが無い。だから、雲の上の世界はどこまでも見晴らしが良くて眺めていると心が静かになる。そして夜は満天の星空に包まれる。富山県民はあの素晴らしい山に畏敬の念を持っている。まさにマウナケアの先住民と同じだ。人々の象徴である山を削って人工物を建てるなど、ショックどころの話ではない。しかし宇宙の最先端の研究がされている場所が近くにあると思うと誇らしく感じられるかもしれない。相反する気持ちに戸惑う。人がすぐにYESと答えられない背景には様々な葛藤があるのだと分かった。
相手に寄り添い、相手が大切にしているものも同じように大切にする手順は、互いの心を整理するために必要なことだと思う。人間力が試される難しい課題だが、人間だからできる事だと信じたい。
敬意を持って対応できる大人に、僕もなりたいと思う。そしてマウナケアの話がうまくまとまることを願っている。
高岡市立志貴野中学校2年
浦野 莉彩子(うらの りさこ)さん
理想を語るだけなのか
8月6日の新聞をペラペラと見ていました。私はこの時、「理想を語るだけなのか」という社説の見出しが目に入り、心に何かが刺さったような衝撃を受けました。
私は「日本に生まれてよかった」と思うことが多くあります。食料が豊かで、空気や水もきれい、サービスも素晴らしいし、おまけにアニメなど日々の楽しみが沢山ある。そして何より日本のよさだと思うことは、戦争がないこと。私がそう思っている一番の理由は、テレビであるドキュメンタリー番組を見たからです。
ある国で生まれた女性は、大人になってスパイ活動を命じられました。任務は外国の飛行機を爆発させること。その女性に選択肢はありません。生まれた時からです。生まれてから今まで、命じられた辛い訓練や仕事は従わなければいけませんでした。この爆発で飛行機に乗っていた人たちは全員亡くなり、この女性も、死ぬまで罪の重さに耐えなければならず、今も辛い思いをしています。この事件は、私が生まれる何十年も前の話なので知りませんでした。でもこの放送は、ずっと私の心に残っています。自由に過ごすことができる日本とは違い、選択肢のない人生を送らなければいけない国もある。私は、世の中が戦争のない平和に暮らせる場所になってほしいと強く思いました。
「理想を語るだけなのか」を読んでいくと、番組を見た時のことを思い出しました。私は世の中が平和になってほしいと思ったけど、それは理想であって、何か行動しないとその理想は叶わないということに気づきました。この新聞は8月6日発行、つまり広島原爆の日です。広島原爆に関する記事が沢山ある中で、「理想を語るだけなのか」は特に、記者の戦争に対する強い思いが伝わってきます。日本の核兵器禁止条約への消極姿勢は変わっていないこと、唯一の戦争被爆国のリーダーとして、日本にしかできないことがあるはず、など私たちも深く考えさせられる内容です。
では、理想を実現させるためにはどうしたらいいでしょうか。私は、一人一人が平和でいたいと思う心をもつことだと思います。国を動かしたり、世界を動かしたりできるのは首相たちですが、私はその人たちばかりを頼るのは違うと思います。私は生きていて、飛び交う悪口や、ネットでの誹謗中傷などを見ているのが辛いです。このような身近なことでも、改善しようとみんなが協力していって、国民全員が平和を望む優しい心をもつようになれば、きっとその思いは世界に届くと思います。まずは、私も日々の生活を見直してみて、少しずつ戦争のない平和な世界を実現していきたいです。
小矢部市立大谷中学校3年
前田 隼誠(まえだ しゅんせい)さん
誰もが自分らしく生きるために
「津久井やまゆり園」で起きた事件から7年が経ったとニュースで見た。改めて、その犯行理由を聞いて、僕はとても恐ろしく感じた。本当に障がい者は不幸なのか。何もできないのか。僕は今まで障がいのある方と関わる経験がなかったので分からないことも多い。だけどそれが、とても乱暴な考え方であるとは思った。
そう思ったのをきっかけに、これまでの自分の障がいのある方への意識を振り返ってみた。差別的な発言や行動はしてこなかったと思う。ただ、無意識にかわいそうとか、きっと〇〇はできないだろうという気持ちを持っていたかもしれない。しかし、そんなある日、北日本新聞のウェブ記事を見ていると、それは大きな間違いだと気付かされるニュースに出合った。
今年は全国高校野球選手権西東京大会に、知的障がいのある生徒が通う青鳥特別支援学校野球部が他校と連合チームを組んで出場したという。
とても驚いた。野球はルールが複雑で、知的障がいのある人が取り組むには難しいスポーツであると思っていたからだ。
部が誕生するまでの道のりは簡単なものではなかったそうだ。周りから「硬球は危ない」「ルールが難しい」「特別支援学校での前例がない」と反対の声が上がり、練習が認められてからも高野連への加盟にはハードルがいくつもあったそうだ。
チームを率いる久保田監督はなぜ、そこまで熱意をもって支援学校の生徒に野球を教えたいと思ったのだろうか。きっかけは、ある生徒に「キャッチボールを教えて」と言われたことだという。夢中になって教えたところ、あっというまに上達し、「ちゃんと教えればできるようになる」ことに気付き、さらに「そう気付くまでに時間がかかったことを反省した」という。
複雑なルールを覚えることは、知的障がいのある生徒にとっては簡単なことではないだろうと思う。しかし、僕はこの先生が生徒たちのやりたいという気持ちに応え、障がいを理由にできないと決めつけずに生徒に寄り添う姿が素晴らしいと思った。「どうせできないだろう」と子どもの限界を勝手に決めない。それこそが差別のない世界であり、障がいがあってもなくても平等に生きることができる多様性の社会だと思った。
この記事を読んで、僕の障がい者に対する考え方が大きく変わった。野球が大好きで夢中に取り組む姿は、僕や僕の仲間たちと何も変わらない。障がいがあるからできることが少ないと考えるのはとても浅はかで、障がいのある人の可能性をつぶしてしまっているのだと思った。障がいのある人が持っている力を十分に発揮できる社会をつくることこそが、大切なのだと思った。障がいの有無にかかわらず、自分らしく生きられる世界になることを願っている。
新湊高等学校2年
新川 いろは(しんかわ いろは)さん
私たちができること
「ガラパゴスケータイ」、略して「ガラケー」。今はあまり目にすることがなくなった物ですが、つい最近まで、私たちが当たり前のように使用しているスマートフォンと同じくらい身近な物として扱われてきました。
私が幼い頃、両親共にスマートフォンではなく、ガラケーを所持していたことをよく覚えています。特に、両親がガラケーからスマートフォンに切り替えた際、スマートフォンの扱い方にとても困っていた様子が印象的です。その様子が印象的だったため、私は、この記事にとても興味をもちました。
高齢者にとって最新機器の扱いはとても難しいことだと思います。そんな高齢者の助けになったのが、今一番スマートフォンを使いこなしているであろう高校生を中心とした若者です。もちろん高齢者のスマートフォンに対する悩みが解決するのもありますが、何より高齢者と若者が話し合える場が生まれたことに、このイベントの良さを感じました。高齢者にとっても若い人と話をするのはとても楽しいと思います。さらに、スマートフォンを使いこなしている若者から扱い方を教えてもらえるのはとても安心するし、頼りがいがあります。
私も、スマートフォンをうまく扱える若者として何かの助けになりたいと思い、最近スマートフォンへと移行した祖父母に、扱い方で悩みはないか尋ねてみました。すると、メッセージ機能とカメラ機能については理解しているが、その他の機能について聞きたいことがあると返答されました。私は祖父母の質問に対応し、とても喜ばれました。
もちろん、この記事のような教室にボランティアとして参加するのもとてもいいと思います。しかし、身近で自分のできることをやり遂げることもとても大切です。私は、これから世の中を支えていく若者として、少しでも役に立てるよう、活動していきたいと思います。
奥村美咲(中央3)
▽滑川市
高林心美(北加積6)
▽舟橋村
當田峻大、寺松賢汰(舟橋6)
▽富山市
藤木宏太(堀川6)鈴木紫緒理(呉羽2)小山千尋(富山大付属1)
▽射水市
橘奏志(金山5)
▽高岡市
大西理久(博労3)平野芽(下関4)児島有依莉(戸出西部4)
▽小矢部市
室永琉伽(蟹谷6)
▽南砺市
大坪悠友(福野6)
青木虎徹(入善2)
▽富山市
小橋菜々実(堀川2)梅澤環名(東部3)横越壮、西田親平、堤真珠(呉羽3)堀勇翔(三成2)千葉花恵(同3)密弘篤(片山学園3)
▽射水市
渡辺花蓮(新湊南部1)村田知優(同2)杉本俊希(小杉南1)𠮷本愛未(同2)
▽高岡市
島田将吾、柴花穂菜(高陵1)豆川葉澄(南星2)室田悠月、本江茉央、中村善行、渡辺達治、福井琥太郎、田原一斗翔(同3)芹原沙來(志貴野2)川原彩希(同3)河村朋花(五位3)上田悠貴(戸出2)柳田凌汰、田中心(同3)高桑啓悟、北條愛織(中田2)堺谷心晴(同3)亀田梓音(牧野1)石灰大晟(同2)地﨑陽翔(福岡1)出村巧光(同2)
▽氷見市
越田暖、旅くるみ、吉滝佳恋(北部2)野村友愛、石原悠希(西條1)大森桜歩、越後庚太(同2)
▽砺波市
山村菜結、横井紗瑛(庄川2)松井七海(同3)
能登和奏(中央6)山藤圭叶(桜井6)
▽滑川市
竹内奏太(北加積6)
▽立山町
田村祐愛(利田5)
▽舟橋村
米沢奏哉(舟橋3)谷口歩(同4)
▽富山市
岩瀬陽花(堀川南5)村上悠仁(山室中部3)五島輝真(速星6)西林優(神保5)山元柚子(富山大付属6)
▽射水市
糸岡杏菜(新湊6)寺南茉歩(中太閤山4)南賢志郎(大門4)
▽高岡市
布子昊椰(五位6)有澤優芽(福岡4)林美沙(博労4)上田奈緒(西条3)二上遥日(木津6)阿部祐人(高陵2)高岡優翔(伏木1)中西唯翔(牧野4)木下洋輝(南条6)
▽氷見市
髙橋平太郎、中谷心咲(上庄6)高畑快成(灘浦6)
▽小矢部市
荒永温輝、前田流佳(蟹谷6)
馬場もも華(北部3)米田のどか(新庄1)橋本桜空(岩瀬1)吉野凜(奥田1)五十嵐蓮奈、窪田優沙、川端実結、坂林香枝、堀心花(呉羽3)土井颯太、山岡紗弥、大石嶺、前田晃太朗、細川愛心(三成3)時光敦生(片山学園1)
▽射水市
甲谷玲衣(新湊南部3)松本陽彩、小竹陽士(小杉南1)保田遥有、沖田陽生(同2)高口恵輔(同3)
▽高岡市
佐々木映瑠、端岡丈(高陵2)髙橋美心(同3)前田彩葉、坪田紗良(南星1)南輝一、中﨑光彩、澤田果歩、三島健想、田中利咲(同2)大平桃歌、柴田明奈、干場創心、池田凜花、青木美古都(同3)橋田優(志貴野2)荒川璃子、川崎桃歌、河田愛生、加納侑愛(同3)秋元沙紀(伏木2)山本さと乃(同3)林一花(五位3)髙田莉愛(戸出2)浅香樹(同3)平田愛唯(中田3)槇谷一晟(牧野1)藤井美凪、中田橙志(福岡1)加藤紗恵、髙田錬、石浦結、要藤美生(同2)河原利音(国吉義務教育8)山田穂高(同9)
▽氷見市
紅出隼之介、竹岸二華、上山侑良、木下遼二、城下裕美、舛田諒成、三輪くるみ(北部2)菅田杏咲、西陽菜、新田翔、新井稟乃(西條1)藤田実優、干場淳平(同2)山田愛桜衣、瀬戸悠里名、阿尾栄輝、早川萌々香、西川愛理(同3)
▽小矢部市
横山柑奈(大谷3)
▽砺波市
廣谷天海、藤本詩穂(庄川1)小谷優苺奈(同2)山森陽菜、大伴寛奈、山𦚰歩(同3)
▽南砺市
森井大暉(城端1)水本大夢(同2)北村華那(南砺つばき学舎8)
由井和花(入善6)
▽黒部市
南奏空(たかせ3)
▽滑川市
新田結士(北加積5)
▽立山町
村上緒(立山中央3)
▽舟橋村
當田峻大(舟橋6)
▽富山市
大場旭(萩浦2)齋藤湊斗(藤ノ木3)齋藤依央(同6)窪田美向日(山室中部5)杉瀨藍、髙木伊織、石田望々花(月岡5)廣島凛、小宮悠生(八尾6)近藤碧桜(五福1)西田優月(呉羽1)関萌々果(同6)近島悠介(長岡5)志甫彩乃(芝園3)宮田藍(富山大付属3)近藤しほ(同5)岡根実俐(同6)
▽射水市
櫛岡莉子(太閤山4)土合咲綺(大門1)
▽高岡市
順德葵子(西条6)黒田栞乃子(下関5)野紗愛(古府3)
藤岡彩乃(入善2)貞益希星、米原心玲、米原妃菜、福澤歩桜(入善西1)能島寛太(同2)
▽舟橋村
宮﨑茜里(舟橋1)井上駿(同2)
▽富山市
山口紗季(南部2)佐野月南、赤井胡桃、大川苺香、高田芽生(北部3)沖田偉風(新庄1)二宮由衣、多喜瑚桃、成瀬凌太郎、中村柚菜、木下愛賀、舟竹心彩、数井永心、山崎佑太(呉羽1)小西美空、渡邉友菜、井澤颯太、関寧々果(同2)荒井春樹、船平和奏、高田桜佑(水橋1)佐伯香此子(同2)竹内爽愛、鈴木亜依、此川美羽、平田夏乙、原田希衣、井上優菜、佐藤かえで、今村遙都、荻原温斗(速星1)井上真維、遠藤和奏、山本遥陽、中島真央、𠮷野光姫、長谷悠生、駒見嶺央、鳥井翼、松木翔平、𫝆枝慧杜、上田楓、三橋芽生(同2)京優希(八尾2)伊東祐晴(片山学園1)髙橋ニキータ(同3)
▽射水市
髙信月詩、渡辺花蓮、ゲラシモフ雫奈、海老和奏、上森彩香璃、高木真結(新湊南部1)
▽高岡市
小島千誉(高陵2)池田旭穂(高岡西部2)芹原沙來(志貴野2)荒井理雄、加藤祝優、坂田桃花、奥村粋、城越紀伊、藤重いのり(芳野2)澤田千尋(戸出2)石灰大晟(牧野2)
▽砺波市
曽根大和(出町2)
▽南砺市
東田彩吹(福光1)松本敢太郎(同3)木下聖唯奈、谷口友彩(吉江2)石崎遥希(同3)
大平美結、青木香依莉、狩谷芽衣子、コケシュ花梨、増本紗彩、尾山果歩(さみさと5)
▽黒部市
山田茉子(生地5)大橋華(石田6)山内雅仁(中央4)朴谷奏那(桜井1)大藏莉瑚(若栗5)
▽魚津市
菊地朝陽(清流3)矢谷菖(経田3)
▽滑川市
朝野凜(寺家3)齊藤光玖(田中4)中島結音(北加積6)
▽立山町
濱川結衣、平野優芽、耕作詩織(立山中央6)
▽舟橋村
嶋内心寧、馬場まひな(舟橋4)
▽富山市
齋藤諒弥(新庄2)髙栁璃仁(新庄北4)岡部真結(堀川4)中沖歩乃歌(同5)山本和香(堀川南5)谷島羽海、大村咲和、菖池爽世、中山心陽(月岡5)奥野美玖(神保5)野村千尋、大井裕一朗、中島真滉(八尾6)田代悠貴(呉羽3)馬渕湊也(同4)松井十窯(同5)井村颯希(中央4)廣田直哉(奥田4)市川結子(光陽4)北野真央(富山大付属2)奥望帆子、富澤玲依(同5)
▽射水市
白井結華(片口6)村井建太(歌の森6)水野潤(中太閤山6)松本美咲(大門5)末松七星(大島4)
▽高岡市
若島彩葉(福岡5)片山梨瑚(横田5)小島滉太朗(博労5)義基世奈(千鳥丘6)山田彪雅(能町4)小幡実来(高陵2)岩﨑愛美(野村5)山香涼(伏木4)皆川莉乃(牧野3)川村悠真(南条4)
▽氷見市
木和田翔太(比美乃江3)谷畑芽依(上庄6)
▽小矢部市
中島廉空(石動3)
▽砺波市
柴田桃花(砺波北部5)
▽南砺市
本多さくら(福野2)
高橋マティルド、井林心優、田中奏、木村芽衣(入善2)大森美心、野坂菜々、四十物来海、長谷川蒼唯、石田結愛、松田柑那、市森心陽(入善西1)土居奏瑛、杉沢惟名、高見夏稀、井田琉恩、井田雪乃、稲場琴音、吉塚大智、宮本愛結葉、稲村千成(同2)
▽魚津市
萩中真衣(魚津西部2)畠山晴(魚津東部2)
▽舟橋村
三浦由伎、湯浅楓花(舟橋1)
▽富山市
杉政丈琉(芝園3)網谷紗也佳(堀川2)田中智瑛(西部2)馬場もも華、鹿毛周二、奥田皓太、七澤明里、長谷川茜音、佐藤正隆、西川陽菜、大場利奈、住吉桃果、滝下咲名(北部3)上田芽奈(岩瀬1)山口碧也、荒木真実那、筒口真成、高田遥菜、島津怜愛、山下絢羽、土田莉愛、窪田美緒莉、石川楓夏、岡崎壮真、小杉海智、庄司茉那海、中山奏、堀結心、岡部楓夏、荒木紀依子、村上梨花、南優果、北瀨佐菜、水島彩暖、田代優舞(呉羽1)石川莉帆、大花勇月、井上真緒、榊原沙英、島田楓大、朝倉久稀、朴木健人、小林琉愛、澤田心花、萩本健太、宮﨑くるみ、的場颯汰(同2)江上想之助、酒井結生(水橋2)桜井美空、大屋公之介(同3)若林向日葵、宮本絢夏、加我紫衣菜、島坂明可梨、澤井瑠花、並川結花、原田絆那、野口明日香、大竹彩瑛、石浦凪紗、菱村優杏、杉林芽、西田鈴、柄澤郁吹、木村友哉、柿原璃子、田中琉煌、舘林昊愛、吉川維恭、髙橋もも香(速星1)三輪昇平、井出ひかり、島田真優、小西萌々花、村崎紗來、参納理桜、松山楓実、杉浦花奈、打尾実乃理、和田七海、奥井里香、山屋陽祐、粂田和香葉、上野綾香、田淵音羽、戸出凜、庄谷里桜、梅基峻、峠樹杏、三浦清華、大野和奏、宮田祭、大林実奈、松田紗羽、小林凜咲、長井桜、寺島萌、山市悠太、髙見茉歩、浜下結菜、小林実愛、柾木佳音、野村侑生(同2)稲垣佑清、横井珠希(城山2)前田志咲子(同3)茂ゆう(八尾1)水上桜来(楡原3)山﨑美月(片山学園1)
▽射水市
荒木のどか、田中圭那、湊瑠華、片岡真心、大﨑陽叶、宮川青空、板倉史弥、勝山瑞稀、和田悠暉、金瑞希、小西泰馳、狩野佑太(新湊南部1)モムターズマハディア(射北2)柴田萌衣(小杉南2)
▽高岡市
小原清香、伊藤天麻、筏井勘介、笹井璃音、森美晴、岩﨑瑛太(芳野2)古川優香(同3)浅香樹(戸出3)越井和奏(福岡2)
▽氷見市
谷口絆那(西條1)
▽小矢部市
髙橋侑大(大谷1)
▽南砺市
内田瑛斗、河合真穂、松本志唯、山本環、桐山琉奈(福光1)宮川秀輝、紙澤心菜、髙野美華、中川碧人(同3)山本華蓮、鵜野紫月、髙島李夢、山越朋貴(吉江1)大橋真央(同2)
▽小学校
朝日町さみさと、富山市月岡、八尾、高岡市横田、南砺市福野
▽中学校
入善、入善西、富山市北部、呉羽、水橋、三成、速星、射水市新湊南部、小杉南、高岡市南星、志貴野、芳野、氷見市北部、西條、小矢部市津沢、砺波市庄川、南砺市福光、吉江
▽高校
新湊、高岡南、高岡第一、富山国際大付属、富山高専本郷、富山高専射水
【豊田 高久 氏/県小学校長会長/「よりよい」考える】
みなさんの作品を見て、題材や記事を選ぶ根底に、人や動植物、身近な自然環境などと、「よりよい」関わりをしたいという共通の思いがあると感じました。
これからは、多様性の時代であり、「よりよい」も、もしかしたら人の数だけあるかもしれません。そうした中で、新聞記事は自分にとって、「よりよい」とは何かを考えるための、大きなヒントを与えてくれるものだと考えます。
そして、今回の作品づくりを通して、自分の「よりよい」をより確かで、多様なものにすることができたのではないでしょうか。これからも、「よりよい」を考える窓口として、新聞に親しんでいくことを期待しています。
【関原 秀明 氏/県中学校長会長/未来へ希望もらう】
日常生活で自分が感じていることを切り口にしながらも、AIの普及、野生生物との共生、戦争などの大きな社会の出来事に直面することで、一筋縄ではいかない現代社会の一面を捉えたものがいくつもありました。また、身近で興味がある事柄に関する記事から、新たな疑問を持ち深く調べたり多様な意見に触れたりしながら、視野を広げている作品も多くありました。その上で未来に向けどうすべきかを考えたり、自分の生活を見直したりしている姿勢が感じられ、大いに希望をもらいました。
今後とも、多くの記事の中から興味が湧くものを見つけ、それをきっかけに深く考えたり、調べたりすることを通して、新たな自分に出会ってくれることを期待しています。
【田中 宏育 氏/県高校長協会長/記事が生活に影響】
応募作品を見ていると、戦争、性差別、社会福祉など今日的な課題を取り上げ、地元の出来事から国際社会情勢まで、皆さんが興味関心を持った記事に真剣に向き合っている姿が目に浮かびました。さらに、自分の意見をまとめるだけでなく、これから自分がどのように行動していくべきかということにまで触れられていました。記事が皆さんの生活に大きな影響を与えていることが感じられました。
新聞の記事は知りたいことを知るだけでなく、自身の経験を反すうし、生き方を考え、自身が変わるきっかけとなることもあると思います。今後も新聞を通していろいろな世界に接し、傍観するのではなく、自分に働きかけ、自分の考えを発信してくれることを期待しています。
【第20回わたしの新聞コンクールの経過】
2023年度の「わたしの新聞コンクール」は、「かべ新聞」「家族de新聞スクラップ」「新聞感想文」の3部門で応募を受け付けました。
テーマを決めて調べ、取材したことを新聞の形で発表する「かべ新聞」に226点、気になる記事を切り抜いて家族や友人と意見をまとめる「家族de新聞スクラップ」に2,074点、記事を読んだ感想や新聞について思うことをつづる「新聞感想文」に1,694点の計3,994点が寄せられました。
コンクールは北日本新聞社と、北日本会(北日本新聞販売店会)が毎年実施しており、2023年度が20回目です。
審査は、豊田高久県小学校長会長、関原秀明県中学校長会長、田中宏育県高校長協会長、NIEアドバイザーを務める県西部教育事務所の川島正樹指導主事、大道正敬指導主事らが担当しました。3部門合わせて金賞16点、銀賞16点、銅賞201点、入選432点を選出。NIE学校賞には29校が輝きました。
2023年度は第20回を記念して3部門入賞と三刀流の活躍をした舟橋小学校6年の當田峻大くんを特別賞に選出。
このホームページでは、かべ新聞、家族de新聞スクラップ、新聞感想文それぞれの金賞、銀賞作品のほか、銅賞、入選、NIE学校賞、特別賞の名簿を掲載しています。
主催/ | 北日本新聞社、北日本会(北日本新聞販売店会) |
後援/ | 富山県教育委員会、富山県市長会、富山県町村会、富山県各市町村教育委員会、富山県高等学校長協会、富山県中学校長会、富山県小学校長会、富山県私立中学高等学校協会、富山県PTA連合会、富山県高等学校PTA連合会、富山県児童クラブ連合会、富山県ケーブルテレビ協議会 |
お問い合わせ 北日本新聞社読者センター TEL.076-445-3351 (平日9〜17時) |