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かべ新聞
かべ新聞
かべ新聞
◇小学校◇
▽黒部市
谷川 このみ(生地小3年)谷川 あやみ(生地小5年)大門 千紗(生地小6年)松本 莉歩(中央小4年)廣田 悠翔(三日市小2年)濱田 彪雅(三日市小5年)
▽魚津市
浜田 あづ(吉島小3年)
▽滑川市
小林 光璃(寺家小2年)
▽立山町
清水 晶子(立山中央小6年)
▽富山市
中島 梢(豊田小6年)伊藤 千遥(萩浦小3年)伊藤 隆汰(萩浦小5年)山谷 恵大(広田小4年)山地 彩月(広田小4年)菊地 美優香(新庄北小5年)福田 結羽(山室小6年)石井 美菜子(山室中部小2年)川村 真由(山室中部小5年)追分 蒼大(大沢野小4年)中川 裕翔(大庄小6年)山本 美緒(大庄小6年)西村 千陽(神通碧小6年)村田 杏(速星小6年)藤井 柚衣(神明小6年)目代 梨紗(長岡小5年)坪島 望(長岡小6年)野原 佑介(長岡小6年)松林 愛華(長岡小6年)常田 宗孝(西田地方小4年)福田 真央(富山大附属小4年)東澤 瑚々(富山大附属小5年)
▽高岡市
伊東 孝晃(東五位小6年)広岡 萌那(東五位小6年)岡田 悠煌(横田小3年)宮本 未来(博労小4年)北山 陽彩(西条小4年)笹谷 祐生(西条小4年)二谷 友季子(千鳥丘小5年)市村 綾菜(木津小6年)高野 陽(成美小6年)鈴木 栞奈(定塚小5年)西保 秀一(定塚小5年)福田 泰生(定塚小5年)山田 大貴(定塚小5年)伊藤 優花(定塚小6年)紺谷 光希(定塚小6年)中井 亮典(定塚小6年)野村 香奈(定塚小6年)原 由夏(定塚小6年)藤井 健太(定塚小6年)中波 太晴(下関小3年)荒木 魁晟(下関小4年)田中 翔己(下関小4年)菓子井 心優(下関小5年)川崎 快晟(下関小5年)神保 安希(下関小5年)髙島 吉平(下関小5年)高野 祐(下関小5年)武内 友里愛(下関小5年)冨田 京香(下関小5年)永井 拓磨(下関小5年)荻布 由佳(伏木小6年)林 大河(牧野小6年)柴田 拓弥(南条小6年)余西 都生果(南条小6年)杉野 更紗(戸出東部小4年)
▽氷見市
釣 心華(宮田小6年)
▽小矢部市
井上 萌々子(石動小4年)白井 歩奈(石動小4年)道海 太貴(石動小4年)森 明惠(石動小5年)道海 美咲(石動小6年)室﨑 佳菜美(石動小6年)中川 拓真(東部小5年)
▽砺波市
西地 美空(砺波東部小4年)山本 千代(砺波北部小1年)窪田 悠杜(砺波南部小4年)河合 陽菜(砺波南部小6年)
▽南砺市
鵜野 礼誉(福光東部小4年)

◇中学校◇
▽富山市
森谷 友惟(八尾中1年)石﨑 愛菜(片山学園中2年)
▽射水市
加治 芹菜(新湊中2年)菅谷 葵(新湊中2年)森 美津穂(新湊中2年)
▽高岡市
加村 ののか(志貴野中2年)定司 さゆり(志貴野中2年)竹内 知志(志貴野中2年)
▽南砺市
鶴居 遥花(福野中2年)
かべ新聞
◇小学校◇
▽朝日町
小坂 綾音(あさひ野小6年)
▽黒部市
市六 唯人(たかせ小3年)、 濱田 琉惺(三日市小2年)、 湯野 瑞貴(荻生小2年)
▽滑川市
石田 愛乃(寺家小2年)、 大橋 優覇(田中小5年)、 齊藤 優羽(田中小5年)
▽上市町
谷𠮷 七香(白萩西部小6年)、
▽立山町
簗瀬 皐大朗(立山中央小4年)、 河﨑 与(釜ケ渕小3年)、 堀 恵侍郎(釜ケ渕小3年)、 横山 将太郎(釜ケ渕小3年)
▽富山市
坂西 容(萩浦小3年)、 野村 大祐(藤ノ木小2年)、 大野 佳萌(藤ノ木小3年)、 木村 夏凪(藤ノ木小5年)、 野村 幸子(藤ノ木小6年)、 浅野 華菜(広田小4年)、 岩井 絵里(広田小4年)、 黒田 彩喜(広田小4年)、 越村 直子(広田小4年)、 武塙 宗也(広田小4年)、 中山 慎史(広田小4年)、 保髙 良侑(広田小4年)、 石政 璃玖(水橋中部小6年)、 川口 亜依(水橋中部小6年)、 橋本 明日香(水橋中部小6年)、 並木 愛菜(月岡小2年)、 狩野 綾香(大久保小5年)、 近藤 寛斗(大庄小2年)、 細田 翔太(大庄小2年)、 小川 汰一(大庄小4年)、 椙森 唯巴(大庄小4年)、 稲野 来望(大庄小5年)、 岩井 理紗(大庄小5年)、 加治 明咲花(大庄小5年)、 久保 理花子(大庄小5年)、 田村 雅春(大庄小5年)、 浦中 月(大庄小6年)、 奥田 芹奈(大庄小6年)、 沢崎 心美(大庄小6年)、 村井 陽人(大庄小6年)、 山田 遼(大庄小6年)、 川端 悠花(神明小4年)、 赤井 美月(神明小6年)、 小山 樹(呉羽小3年)、 網谷 秀鷹(長岡小4年)、 萩原 瑠衣(長岡小4年)、 鎌田 のどか(長岡小5年)、 北野 慧都(長岡小5年)、 恒田 拓海(長岡小5年)、 江尻 尚也(長岡小6年)、 柴崎 寛太(長岡小6年)、 谷井 柚巴(長岡小6年)、 塚原 和哉(長岡小6年)、 山本 愛結(長岡小6年)、 山本 洋靖(長岡小6年)、 堀 ななみ(東部小5年)、 豊田 拓実(富山大附属小2年)、 濱岡 優花(富山大附属小2年)
▽射水市
岩木 陽大(堀岡小4年)、 村田 宏樹(堀岡小4年)、 金岡 彩(堀岡小6年)、 野本 凛香(太閤山小4年)、 亀谷 佑実(大島小4年)
▽高岡市
早苗 美羽(東五位小4年)、 長柄 咲良(東五位小4年)、 廣田 優衣(東五位小4年)、 石黒 愛花音(東五位小6年)、 嶋田 竣斗(東五位小6年)、 永井 二千翔(東五位小6年)、 上坂 美結(博労小4年)、 曽根 巧太郎(博労小4年)、 高澤 なな(博労小4年)、 三浦 悠太郎(博労小4年)、 山﨑 晴登(博労小4年)、 山田 楓花(千鳥丘小5年)、 上野 藍良(木津小5年)、 大場 さくら(木津小5年)、 中川 理樹(木津小5年)、 森 茉梨菜(木津小5年)、 細川 美咲(木津小5年)、 向柴 一輝(木津小6年)、 北村 和也(成美小3年)、 山口 倖乃(成美小4年)、 木戸 涼香(成美小6年)、 森田 向日葵(成美小6年)、 浅田 健太(成美小6年)、 西保 凜(成美小6年)、 山元 琉聖(万葉小5年)、 岡田 皓太郎(定塚小4年)、 沖崎 壱生(定塚小4年)、 小西 さえ(定塚小4年)、 佐々木 心暖(定塚小4年)、 柴 咲穂菜(定塚小4年)、 宅美 佑真(定塚小4年)、 菱田 虎珀(定塚小4年)、 菱田 龍矢(定塚小4年)、 柳原 祐紀(定塚小4年)、 飯田 学(定塚小5年)、 大場 雅宗(定塚小5年)、 興梠 陽音(定塚小5年)、 林 莉子(定塚小5年)、 松原 紗来(定塚小5年)、 明神 梨乃(定塚小5年)、 吉岡 瑛汰(定塚小5年)、 石上 峻行(定塚小6年)、 石黒 和弥(定塚小6年)、 伊藤 穂乃花(定塚小6年)、 上田 葵(定塚小6年)、 浦野 真由(定塚小6年)、 縁山 倫太郎(定塚小6年)、 京田 春樹(定塚小6年)、 多田 和真(定塚小6年)、 畑 海優(定塚小6年)、 浜西 翔子(定塚小6年)、 平下 明日香(定塚小6年)、 舛山 巧実(定塚小6年)、 三田村 純奈(定塚小6年)、 村田 瑠菜(定塚小6年)、 山本 凌花(定塚小6年)、 牧野 能武(定塚小6年)、 荒木 希葉(下関小2年)、 原 鈴夏(下関小4年)、 宮井 優花(下関小4年)、 中島 遼己(下関小4年)、 戸田 祈樹(下関小4年)、 泉 滉一(下関小5年)、 荻沢 康太郎(下関小5年)、 河原 愛和(下関小5年)、 定田 玲良(下関小5年)、 塚越 恒輝(下関小5年)、 山尾 紗英(下関小5年)、 渡邊 愛奏(下関小5年)、 大納 航聖(下関小5年)、 中村 泉月(下関小5年)、 浅倉 和史(伏木小5年)、 川尻 咲希(伏木小6年)、 林 瑞樹(伏木小6年)、 越田 愛理(伏木小6年)、 團 悠希(伏木小6年)、 荒谷 日菜多(牧野小6年)、 高井 未来里(牧野小6年)、 前田 晃希(牧野小6年)、 中崎 愛一花(南条小6年)、 髙島 有姫(戸出東部小4年)、 竹田 舜(戸出東部小4年)
▽小矢部市
荒井 夢生(石動小6年)、 桶谷 茉奈実(石動小6年)、 高畠 菜(石動小6年)、 峠 美心(石動小6年)
▽砺波市
荒田 凌佑(砺波東部小2年)、 松本 遼太郎(庄川小1年)
▽南砺市
荒木 優希(城端小4年) 石並 央梨(城端小6年) 竹部 理咲(城端小6年) 岡田 沙千(福光東部小4年)、 片岸 優和(福光東部小4年)、 古嶋 彩名(福光東部小4年)、 谷山 須弥子(福光東部小4年)、 塚本 柚里(福光東部小4年)、 安居 桃花(福光東部小4年)、 中村 凪彩(福光東部小4年)、 吉田 壮良(福光東部小4年)、 西頭 琉之祐(福光東部小4年)

◇中学校◇
▽富山市
西田 はるな(堀川中1年)、 堺谷 仁奎(片山学園中1年)、 本多 茉結子(片山学園中1年)
▽射水市
伊井 菜摘(新湊中2年)、 生地 敬徳(新湊中2年)、 井田 法恭(新湊中2年)、 伊藤 珠貴(新湊中2年)、 越後 菜月(新湊中2年)、 大森 真虎(新湊中2年)、 加治 杏菜(新湊中2年)、 鍛治 恵(新湊中2年)、 塩谷 美晴(新湊中2年)、 清水 素良(新湊中2年)、 泉田 香音(新湊中2年)、 竹内 優(新湊中2年)、 作道 葵(新湊中2年)、 作道 文希(新湊中2年)、 手林 奈央(新湊中2年)、 鳥本 佳那(新湊中2年)、 縄井 若菜(新湊中2年)、 西原 寧々(新湊中2年)、 古野 眞耶(新湊中2年)、 朴木 智史(新湊中2年)、 正橋 瑞果(新湊中2年)、 安吉 美歩(新湊中2年)、 脇田 亜音(新湊中2年)、 島倉 慎治(大門中1年)、 古野 碧悠(大門中1年)
▽高岡市
東 和花(志貴野中1年)、 石瀬 章翔(志貴野中1年)、 金田 寧惠(志貴野中1年)、 中木屋 沙知(志貴野中1年)
 
新聞感想文

富山市 蜷川小学校4年 吉崎 夢叶(よしざき ゆめか)さん

くろうがあっての今

 今年の春に遠足で岩せに行きました。岩せにはライトレールに乗って出かけました。そこは、古い町なみがならんでいて日本らしいとてもきれいな所でした。
 カナル会館ではかいだんで上まで上がっていくと景色が360度一ぼう出来、とても気持ち良かったです。この町をおとずれたいと多くのかんこう客でにぎわっていました。
 私が知る岩せは、富山の有名なかんこう地の一つでそれが当たり前だと思っていました。もちろん有名な富山の宝石は、白えびだという事も知っているし、空港や駅にはたくさんの白えびにかんするおみやげが売られている事も知っています。なので毎日、何のぎもんもなくすごしていました。白えびのおすしも食べた事があり、そこにはたくさんの白えびが乗っていてびっくりしました。とても甘くて、おいしかったのをおぼえています。
 今回、この記事をみていろいろおどろきました。
 白えびは、今、とても人気で県外の人にも知れわたっているのに、30年前には地元の人すらみむきもしなかった事や、今は、高級品で知れわたっているのに昔はとても安かった事です。
 一番びっくりした事は組合長さんの一言、「なにくそ、と思ったがやちゃ。」です。それからは、みんなど力を積み重ねていきました。それでもそうかんたんにはいかなかったけれども、きょう力してくれる人のおかげで地道にプラス方向へと転がっていきました。何よりも町、全体が一がんとなってまとまっていった所が心にのこった。それには私もびっくり。白えびだけが売れたのではなく地いきの人もざいさんなんだなぁ・・・と思った。
 人は、自分もふくめ、もうだめだと思ったらあきらめてしまいがちだけど、先生の言うとおり、そこからが本番なんだと思います。いつしか仲間が出来、成功へとつながるはずです。今の当たり前は、多くのくろうがあってこそつながっているんだなあ…と思いました。多くの先人に感しゃしたいと思います。

【評】「今は当たり前」の富山の名物白エビが、昔は誰も見向きしていなかったことを知り、大きな衝撃を受けました。あきらめず努力する大切さや、名物をつくり上げた地元の人々こそが財産であることに気付き、自分にも生かそうとしています。

入善町 入善西中2年 福澤 桃佳(ふくさわ ももか)さん

「子どもとスマホ」の記事を読んで

 子供とスマホ、夏休みこそ手放してはという記事を見て、私は一瞬どきっとしました。私はスマートフォンは使用していませんが、Wi-Fiに接続できる機器を使用しているからです。決して人事とは言えないだろうと思いながら記事を読みました。
 私の中学校でも夏休み前の7月17日に情報モラル教室が行われました。SNS使用によるトラブルについて講師の先生から多くのことを教えていただきました。その中でも、インターネット上での友達同士の会話で気をつけることというテーマの話が大半でした。それほど重要なお話だったのだと思います。
 つい最近まではそんな話も無縁と思っていましたが、私自身、中学一年生の冬にLINEを始めました。初めて使用した私は夢中になりました。今思えば、周りの家族に迷惑をかけていたように感じます。けれど、その時の私は気づきもせず、友達との会話にはまっていくばかりでした。そんな中、家族との口論が増えていき、会話もぎくしゃくしてきました。みかねた母が家でタブレットを使用するにあたってのルールを決めようと言い始めました。私は反論もあったけれど、このままの状態は自分でもよくないと思っていたので応じることにしました。
 四月一日、家族でルール決めが行われました。ノート一ページにぎっしりと書かれた六項目のルールは、責任の重いものでした。サインをした時はとても緊張していたような気がします。
 舟橋村の小中学校のように学校としてルールを設け、一定の使用制限に取り組むことはとても素晴らしいと思います。しかし、そのような試みがあってもルールを無視する人がいるかもしれません。まずは、自分の中でのルールを守って、誘惑に負けないようにしていきたいです。
 便利なスマートフォン、タブレットでも使い方を間違えると、自分が支配されてしまうかもしれない道具となる危険性があるのだと思いました。小さな機械だけれど、たくさんの人達とつながることになるので慎重に使っていきたいです。私も高校に入学すれば、スマートフォンを持つだろうと思います。トラブルを未然に防ぐためにはどうすればよいか考えてみたいと思います。

【評】スマートフォンの使用について、ルールを設けている小中学校を取り上げた社説を読み、自分の家庭でのタブレットの使い方を振り返っています。便利さと危険性を併せ持ったスマートフォンの今後の使い方を考えるきっかけにしています。

富山市 和合中1年 中元 瑠那(なかもと るな)さん

記者ぶろぐ「時間たっても伝えねば」を読んで

 「そんな事故があったことなんて、もう忘れられていますよ。」5年前、富山市内で起きたひき逃げ事件、遺族の女性の言葉。その際諦めにも似た表情という記者の方が感じた印象に、私は何とも言えない悲しさとくやしさでいっぱいになりました。
 ある日、とつ然大切な家族の命がうばわれるなんて、もしも自分だったら、または自分の家族だったら。そう思うと、どれだけ年月がたっても絶対に関係ありません。それなのに、この遺族の方のように、犯人が今も逃げているとしたら、本当にくやしいです。
 テレビのニュースでは、考えられないような事件が毎日毎日同じように起こっています。一日に数人の命が失われ、それが日に日に増えているように思います。そういう事件が無くなるように、強く思っても現実は、そうはいきません。そして、その事件にかかわっている人でない限り、いつかその事件は記おくから消えて、忘れてしまうのも事実です。そしてまた新たな事件が起こる。本当に悲しいくり返しだと思います。
 大きな事故・事件のみ、報道は続きます。この記事にあるように、人間の命に大小は絶対にありません。そもそも小さな事件などないのだということが、はっきりと分かりました。
 この記事を読んで、時間がたっても伝え続けてくれる報道に目を向けて、過去に何があったのか、今どのような事件が起こっているのかをしっかり知ること、そして、一人一人が二度と起こさない、という気持ちを持つことが大切だと考えました。
 報道の力は、すごいと思いました。私達は報道からいろいろなことを知ります。そして考えます。悲しい事件で、どれだけの家族が涙を流しているのか、そういう報道の力が悲しい事件の再発防止になると私は信じます。
 そして、私も私の家族も絶対に加害者にならないように一日一日を、気をつけていこうと思います。

【評】悲しい事件が報道された後、時間が経過してもその無念さや教訓を忘れてはいけないという記者の視点に共感しています。報道のもつ再発防止力に着目するとともに、自分も加害者にならない決意を誠実に表現しています。

射水市 新湊高2年 野村 優介(のむら ゆうすけ)さん

夏かがやく

 7月24日高校野球富山県大会準決勝。新湊高校2点リードで迎えた9回裏、僕は投手に「この回の先頭バッター要注意ですよ」と伝えスコアボードを見た。高岡商業の先頭バッターは6番セカンド中川真。僕は前日にある記事を読んだ。「難病と向き合い夢の舞台を目指す」と言う見出しで、高岡商業主将中川真さんのことが記事にしてあった。中川さんは突発性血小板減少紫斑病という国指定の難病で、血液中の血小板が減少し、出血すると血が止まらなくなる病気だ。野球はおろか、運動すらもドクターストップという状態で1カ月間の入院、その後も通院は続き、苦しい日々は続いた。中川さん自身も「その時は頭がまっ白になった、しかし、仲間の支えがあってここまで野球というものを続けてこれたんだと思います。」と話している。昨夏の大会が終わり、主将を決める時期に中川さんは自ら主将に立候補し、その強い思いが仲間に伝わり主将に選ばれた。
 バッターボックスに入る中川さんを見て、僕はマウンドの投手に声をかけて守備位置に戻った。アナウンスが流れた。「6番セカンド中川君」僕は球場中に嫌な空気が流れているのを感じていた。先頭の中川さんは二遊間をやぶるセンター前ヒット、そこから7番、さらに代打の8番バッターにもツーベースヒットを打たれて同点、そして2番バッターにセンター前へのサヨナラタイムリー。僕達、新湊高校の夏は終った。
 試合後中川さんのもとへ行き「甲子園に行ってください。」と言うと、中川さんは「まかせろ」と一言僕に言葉を返してくれた。最後の最後で試合に負けたが、僕の中では全力を出すことができた。悔いはない。あの試合は中川さんが高岡商業にサヨナラという流れを引きよせたのだと思う。苦しい思い、悲しい思いをした分、最後には笑って終わることができるんだと心から思った。
 7月25日高校野球富山県大会決勝、高岡商業2点リード、富山東はランナー1、2塁、9回表2アウト、バッターは打った。これまで励ましてくれた仲間への感謝の気持ちと1年越しの歓喜の瞬間を迎える者のもとに。セカンドゴロアウト。ゲームセット。悔しさをはらし、次の舞台へ駒をすすめた。
 その後高岡商業は、甲子園で負けはするのだが、最後まで諦めない姿は僕だけでなく、たくさんの人々を魅了した。
 高校野球は約4000校17万人の球児が甲子園を目指し鎬を削る。それでも甲子園という舞台に立つことができるのは、ほんの一握りの選手だけだ。だからこそ思う。難病を克服した中川さんという存在が仲間を変え、そして甲子園という舞台に高岡商業をつれていったのだ。
 白球をおいかけ続けた今年の夏は、残念ながら甲子園出場という夢は叶わなかったが、中川さんと同じグラウンドで共に同じ目標、夢に向かい戦い合えたことを誇りに思う。来年は、中川さんの見た甲子園という景色を、新湊高校の仲間と共に必ず見たい。

【評】難病を乗り越え活躍する高校球児の野球にかける情熱や努力を知り、同じ球児として心を動かされています。同じグラウンドに立って対戦したからこそ見える動きや言葉のやりとりがリアルに表現され、敬愛と友情が伝わってきます。

富山市 富山第一高2年 入江 紗羅(いりえ さら)さん

地域の人々とともに

 朝4時。まだ夜も明けぬ薄暗い中、新聞が玄関の郵便受けに投函される音がする。普段は眠っていてほとんど気付く事は無いが、雨風の日も雪の日も変わらず繰り返される朝の風景である。私達が毎朝欠かさず新聞を読む事ができるのも、一軒一軒それを届けてくれる新聞配達の方のおかげなのだ。その感謝の思いはある記事を読んで一層強くなった。
 それは、新聞配達中の男性が自宅で倒れていたお年寄りを発見し、救急搬送へと導いたという内容であった。配達先である一人暮らしの高齢女性の家、早朝から開いたままの玄関戸、そして時間が経っても取り込まれない新聞―こうした三つの情報を合わせてその異変を察知する、この地域の担当者ならではの洞察力である。毎日、新聞を配達しているからこそ、ちょっとした異変にも気付く事ができるのであろう。この記事によると、北日本新聞社とその販売店は、新聞配達ネットワークを活用し、高齢者らを見守る「愛のひと声運動」に取り組んでいるという。確かに少子高齢化に伴い、高齢者の一人暮らしが増えつつある昨今、人々の非常時への不安は計り知れないものがある。例えばそれぞれの地域には民生委員の方がいて、必要時に相談に乗ってもらう事ができる。また、自宅での介護や支援を受けている人であれば、そういった専門の方を通じて社会的なつながりを持つ事はできる。しかしそれらは決して十分であるとは言えない。なぜなら、急変しても誰にも気付かれずに死に至る孤独死の問題が後を絶たないからである。特にこの夏、日本列島は猛暑に襲われ、熱中症で命の危険にさらされた高齢者が数多く存在する。中には助けを呼ぶ事もできずに亡くなられた方もいて、その無念さを思うと胸が痛む。
 したがって、何か異変があった時、それに気付く人の目が多ければ多い程、孤独死といった悲劇を生まずに済むのではないかと考える。その一つとして、この新聞配達ネットワークはとても大きな意味を持っていると思う。
 特に深夜から明け方にかけては、皆が寝静まり、何か異変があっても気付きにくい時間帯である。したがって、今回の五十嵐さんのように、配達業務をこなしながら地域の人々にも目を向け、非常時には即座に対処できる方が存在すると、大変心強く感じるのである。
 これこそ、地域の人々と共に歩む新聞の在り方ではないだろうか。
 人間関係が希薄になりつつある現代社会において、人々が安心して暮らすためには、やはり人と人とのつながりを重視していく必要がある。公的なサービスの利用はもちろんの事、こうして民間の人達が起こした地域住民を見守るしくみを更に充実させ、これからも継続してほしいと願っている。

【評】新聞販売店の「愛のひと声運動」によって配達先の高齢者が救われた記事から、新聞配達ネットワークが地域を守ることに注目しています。少子高齢社会の中で官民が協力し、人と人とのつながりを大切にする必要性について考えています。

新聞感想文

高岡市 西条小学校4年 北山 陽彩(きたやま はるあ)さん

「仲間の存在はげみに」の記事を読んで

 「場面かんもくって言うんだ。」
 新聞を読みながら、思わず声が出ました。そして、保育園の時に仲良しだったAちゃんのことを思い出したのです。
 私は、4才の時に富山へ引っ越してきました。保育園では、標準語しか話さない私に「何言っとるかわからん。富山弁しゃべられ。富山弁しゃべらんと遊んであげん。」と言われ、教室でひとりぼっちでいました。そんな私に何も言わずに、折り紙やブロックを渡して遊んでくれたのがAちゃんでした。
 私はずっとAちゃんは言葉を話せないと思っていましたが、ある日、Aちゃんのお母さんが私に
 「Aは、家ではいっぱいおしゃべりする楽しい子なのよ。」
 と教えてくれました。
 もうすぐ卒園する頃に、Aちゃんが急に
 「はるあちゃん。」
 と私を呼んでくれたのです。私はとてもうれしくなって大きな声で
 「なあに?」
 と返事をすると、Aちゃんはわらって
 「あそぼう。」
 と言ってくれました。他の友達のようにたくさん話をしなかったけれど、私はAちゃんが大好きでした。
 新聞を読んで、場面かんもくの人は、話すことが苦手で、うまく話せないとわかりました。きっとAちゃんは、自分が話せないつらさを知っていたから、富山弁をしゃべられない私と仲良くしてくれたのだと思います。私はAちゃんと出会って、言葉を交わさなくても心が通じれば友達になれることを知りました。もし、これから私が出会う人の中でAちゃんのような人がいたら、心のコミュニケーションをとって仲良くなりたいと思います。

【評】記事を読み、言葉の壁から友達ができず孤独だった自分に声をかけ遊んでくれた、場面緘黙の友達との思い出が蘇ってきました。言葉を交わさなくても心が通じ、友達になれた経験を、これからの人との出会いにも生かそうとしています。

高岡市 二塚小学校5年 石田 恵里奈(いしだ えりな)さん

大切なコシヒカリ

 暑い夏も過ぎ、季節は秋へと向かっています。
 青一色だった田んぼの景色も、黄金色へと変身しいよいよ収穫祭が始まります。
 私にとって、今年のお米の出来高はとても関心があり、特別なものとなっています。
 今年5月、私は初めての田植え体験をしました。私が通う二塚小学校の校庭横には、小さな田んぼがあり、毎年5年生が「田植え稲刈り」を体験し、自分たちでお米を育てます。そして収穫したお米は、田植えを指導してくださったJAの方や自治会の方などを招待し、おにぎりを作ってふるまいます。
 私は毎日、田んぼの景色を見ながら自分たちで育てたコシヒカリがどのように成長していくのか、毎日ワクワクしていました。
 そして、クラスのみんなと泥んこになって田植え体験をした事で、毎日読む新聞の中でも「お米」に関する記事がとても気になるようになりました。
 今年の作柄概況は平年並みで、今年もおいしいコシヒカリがたくさん収穫できそうです。
 私は、毎朝真っ白なごはんとお味噌汁で活力をもらい一日をスタートさせます。
 食べているコシヒカリは、父が一生懸命育てたコシヒカリです。二塚地区は、豊富な水と気候に恵まれているので、とてもおいしいコシヒカリがとれます。ただ、おいしいコシヒカリを育てるために、農家の人は大変な苦労をしています。
 肥料を与えたり、水の管理など米作りには八十八の手間がかかると言われています。父はよく、
 「稲を栽培するという事は、命あるものを育てる喜びと楽しさを感じながら、育てるという事だよ。」と言います。
 今年、自分でお米を育てた事で米作りの大変さと素晴らしさの両方を知りました。
 私たち日本人は、お米と大の仲良しです。お米はまた、お餅・せんべい・お酒・ビールなどに姿を変えていつも私たちと一緒です。そんなお米が私は大好きです。
 大切に育てた一等米コシヒカリの価格が、年々下がっていくのはとても残念ですが、今年収穫するコシヒカリを、一粒一粒大切に食べ、立派に成長していきたいと思います。

【評】田植えや稲刈り等の体験から、米作りに関する記事に関心をもちました。父の言葉から農家の大変さとすばらしさを改めて感じ、「豊かな自然で育てられた米をこれからも感謝して味わいたい」という素直な気持ちがもてたことが伝わりました。

富山市 堀川中学校2年 松田 わこ(まつだ わこ)さん

「25%食べる力維持」の記事を読んで

 私はこの記事を読んで、とても感激した。昨年の夏、南砺市民病院の専門チームの皆さんが、食べることが難しくなった高齢の患者さんに、投薬や治療などを実施し、6割の方が「食べる力」を回復したという記事を初めて読んだ。「食」に強い関心のある私は、季節が巡り、おいしい食材がスーパーに並ぶたび、高齢の患者さんたちのことを思い出し、「今頃食べることを楽しんでおられるだろうか」と気になって仕方なかった。そして約一年後、食べる機能を回復した患者さんのうち25%の方が、その状態を一年間維持しているという記事に出合うことができたのだ。
 私は二つの点で心が震えた。まず、南砺市民病院の医療チームの皆さんが、情熱を持ち続け、高齢の患者さんたちもその思いにこたえようとがんばり続けておられたことを知ったからだ。記事によると、「食べる力」が衰える原因は様々で、きめの細かい治療やケアが必要だそうだ。一年後も自力で食べられる状態を維持しているということは、多くの方の希望につながるし、四季のある日本で、季節ごとの食材を自分の力で味わって食べることができるのはとても素敵だ。
 もう一つ、私がうれしかったのは、一年前の記事の「その後」が、朝のポストに届いたことだ。新聞の記事の中には、読んですぐに「そういうことがあったんだ」と完結できるものもあれば、「あれからどうなったのだろう」と、ずっと気になってしまう記事もある。私の場合、例えば「梨が初出荷」の記事を読めば、買いに出かけるし、「富山で新しい野菜が開発された」という記事を読めば、将来の夢である「自分のレストラン」でメニューにできないか考えてみたりする。しかし南砺市民病院の記事の場合、本当に「続き」が気になっていたのだ。
 そんな時、「25%食べる力維持」という見出しが、私の目に飛び込んできた。全速力で文字を追おうとする両目をなだめ、ドキドキしながら記事を繰り返し読んだ。落ち着いてから込み上げてきた思いは、「新聞は読者を忘れないでいてくれた!!」という、大きな感動だった。記事のその後が気になる読者は、それぞれの記事に必ずいるはずだ。そして、再びそれに関する記事を見つけると、「待っていたよ。ありがとう」という私と似た気持ちになると思う。
 南砺市民病院のこの記事は、6月21日の社説にも取り上げられていた。そして、いつもは「大人が読むところ」と思っていた社説というものを、私が初めてじっくり読んだ、記念すべき「社説デビュー」にも、実は一役買ってくれたのだ。

【評】二年前から興味をもって読んでいた病院医療チームの取組が現在も継続され、成果が出ていることを、自分のことのように喜んで取り上げています。一つの取組を継続的に取り上げた記事によって、より深く知りたい気持ちを高めたことを伝えています。

射水市 小杉南中学校1年 清水 美里(しみず みさと)さん

「心つながる幸福体験」の記事を読んで

 「音楽は人と人の心を一つにしてくれる。」私は中学に入って初めてフルートを始めたので、今までは自分が曲を吹くのに精一杯で周りのことはあまり気にする余裕もなかった。また私はコンクールメンバーでもなく、つながっているとは感じていても、「一年生だから先輩みたいには吹けない」「まだ楽器運びでコンクールには出ないから」という気持ちが強かったような気がする。
 そんな中、先輩達は順調に県大会・北陸大会を勝ち進み、ついに東日本大会の出場を決めた。その頃、この言葉が書かれた記事を見た。私は先輩達の姿を見ていてさすがだなと思っていたので、この記事が心に響いた。私には、この言葉が私達吹奏楽部のかかげている「一心一音」という言葉と重なっている気がして、先生や先輩達の気持ちが今まで以上に分かったような気がした。
 この記事には、バイオリニストの方の意見が書いてあった。そこには「年長者は後輩の面倒をみ、手の空いている人は率先して片づけを手伝うなど互いを思いやる気持ちは、アンサンブルに大きく作用した。」と書いてあった。吹奏楽部も同じで先輩がフルートの事を丁寧に教えてくれた。また、楽器をトラックに積み下ろしする時もみんなで協力して運び、自分達の最高の曲を作り上げている。
 私は、プロも吹奏楽部も互いに助け合う気持ちは似ているのだなと思った。もし、みんながピリピリしていたら、いくら一人一人が上手に吹けても、それがきれいに合わないからみんなが感動するような素晴しい合奏にはならない。だからこそきれいなハーモニーにするために助け合い、団結力を深めることは、絶対に欠かせないことなのだと思った。
 しかし、容易とは言えない団結力を深めることができるのは、「音楽は不思議と心を解放させてくれる」からかもしれない。それが「他の喜びや痛みを一緒に分かち合う」ことにつながるのだとこの記事を読んで思った。今年、私達吹奏楽部は、東日本大会に進むことが出来た。これもみんなの力が合わさり、みんなが一つになったからだと思う。
 私は、この記事を読んで、合奏は周りと合わさって成り立つものだから、個人練習をしっかりし、自分がきちんと吹けるようになることも大事だと思う。けれど、自分だけが吹いているのではないから、しっかり周りの音を聞いて合せることも同じくらい大事だと改めて思う。それでこそ、いい音楽ができるのだと感じた。私は、一緒に演奏をしてくれる仲間がいることに感謝する気持ちを忘れず、演奏していきたい。そして、これからは私達一年生も運動会や文化祭で演奏することになる。本番で最高の演奏が出来るようにもっともっと練習し、みんなで心を一つにした素晴しい演奏を届けたいと思う。

【評】音楽活動を通して人と心を通わせる幸福感を感じた演奏家の体験記事に触れ、自らの吹奏楽部の活動と照らし合わせて共感していることが伝わります。周りの人々への感謝とこれからの目標を表した言葉に好感がもてます。

(2015年8月8日付 北陸中日新聞)

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砺波市 出町中学校2年 栗嶋 祐里菜(くりしま ゆりな)さん

「生徒の訴え共有されず」の記事を読んで

 「中学生」「いじめ」「自殺」どの言葉も聞き慣れた言葉の数々。7月9日付けの村松君の記事も最初は私にとって、知らない町で起こった悲しい事件でしかなかった。だけど新聞を読み進めるうちに私の目は釘付けになった。村松君が担任の先生に提出していた生活記録ノートの内容が載っていたからだ。
 「これって、遺書?」と思えるくらいに自分のつらい思い、死ぬことへと自分の気持ちが前に進んでいると訴えている。ただ、やっぱり死ぬことが恐かったんじゃないだろうか。だから、「死」という字を使わずに、「氏にたい」「市ぬ場所」とあて字を使っていたんじゃないか…。本当の気持ちは誰にも分からない。でも私には、そう思えてならなかった。
 私は今まで自分がいじめられて落ち込んだり悩んだりしたことはない。でも、いじめにあって心も体もボロボロになった人を私は見て、聞いて、触って、知っている。私の姉だ。今、高校生の姉が中学に入学してまもなくひどいいじめにあった。毎日家に帰ってきてから、泣きながら母親にいじめられたことを伝えていた。陰口から始まり、仲間外れ、さらに体育の時間では一時限中ずっとサッカーボールを背中に蹴られ続けたと…。その項私は小学3年だったから、これ以上詳しい事は知らないし、話を聞いてあげることもなぐさめてあげることも出来なかった。
 5年経った今でも姉はその項の話はしてくれない。極端に言えば、いじめの話になると逃げていく。だから、姉が体験したいじめで私が思い出すのは、体中に貼った湿布とツーンとした湿布の臭いだ。
 悲しいことがあったからといって、そのたびに死んでいたら、命がいくつあっても足りない。どんなに生きたくても、治らない病気になって死の宣告をされてしまうことだってある。命の期限がまだまだ続くのに自分でたち切ってしまうのは、やっぱり許されることではないと思う。
 その後の新聞に、村松君の母親が自殺現場に行かれたことが書かれてあった。
 「ずっとここにいたくて。亮が待っている気がするんです」と。胸が苦しくなった。かわいそうと言う言葉だけでは表現出来ない。悲しみ、苦しみ、つらさ、悔しさがあるような気がした。
 テレビでは、いじめによる自殺が発覚した時は、どのチャンネルを回しても報道されていた。それが一週間が過ぎた項には、もう放送されることはなくなった。新聞には、七月九日から始まり、七月の末まで何度も掲載されている。答えが書いてある訳ではない。誰も救われない辛い結末であっても私は読み続けたい。最後まで見届けたいと思っている。

【評】自殺した中学生が記した生活記録ノートの文を読んで、いじめや命の重さについて考えています。家族の体験やこれまで目にした自殺を伝える報道と結び付け、自殺は悲しく許されないことであると感じています。

富山市 富山高校1年 髙田 実里(たかた みさと)さん

「能作 スズ製食器」の記事を読んで

 私は、この記事を読んで、とてもうれしくなりました。私は中学二年生の宿泊学習で、能作に行ってきました。そこで、作業の現場を見せて頂きました。そこは、いるだけでも暑かったです。しかし、そこで能作で働いておられる方々は、1000度以上の熱いスズを使って作業されるので、とても大変そうだなあと思っていました。
 今では素晴らしい仕事だと世間中の人々は認めておられると思いますが、かつては、能作に見学に来た親子に「勉強しないとあのおじさん達のようになるよ。」とまで言われていたそうです。それが能作の方々を大変傷つけてしまったそうです。そこから、能作の方々は「誇れる仕事」であることを証明するため研究して試作して、を繰り返しスズ100パ%の曲がる食器をつくることに成功されたそうです。この事は世界中にも認められ、今や日本の誇るべき職業であり商品として「夢の扉」にも取り上げられたそうです。
 私は、馬鹿にされても前を向いて歩み続け、どんな困難にも立ち向かっていく姿勢をつらぬいてきた能作の方々は本当に素晴らしいと思います。そして、その事を世界中に認めさせた技術も本当に素晴らしいです。だから、私は、さらに能作の知名度向上へとつながる今回の大阪のホテルに採用されたという一件がとてもうれしいです。
 私の母も贈り物として能作の商品を購入しており、受け取った方々の笑顔も私はたくさん見ているので、能作は本当に素晴らしいと思いますし、自分の事のようにうれしく感じています。だから、私も将来は、富山県の誇りであり、日本の誇りになれるような仕事に就き、たくさんの人を笑顔にさせることが出来るような物をつくったり、サービスが出来る人になりたいです。そのために、能作の方々から教わった強い精神力と高い技術、そして、自分の仕事にプライドと誇りを持って望みたいです。

【評】以前能作の工場を見学したことから、高級ホテルで使用されるほど商品価値を高めたスズ製食器について関心をもって取り上げています。「誇れる仕事」を目指し苦難を乗り越えてきた職人魂に触れ、自分も将来プライドをもって仕事をしていきたいと考えています。

富山市 雄峰高校2年 牧田 恵実(まきた めぐみ)さん

「抗がん剤の不安緩和」の記事を読んで

 「新聞。」それは私たちの生活にごく自然に当たり前のようにあるもの。しかしそれは時に自分の人生をも動かす大切な情報資源となる。
 がんは怖い。日本人の死因のトップはやはりがんだ。がんは発見されたと思ったらあっという間に人を死へと連れていってしまう。私の父もそうだった。がんだと宣告されてからは毎日たくさんの薬を飲み、点滴をし、入院を繰り返した。父は笑顔が素敵でとてもチャーミングな人だった。しかし、がんと闘っているときにはその素敵な笑顔が消えてしまうこともたびたびあった。がんの治療はつらいという。それはがんと闘った父の姿を見ていればよくわかった。髪の毛が抜け、吐き気が襲い、食事がまともにとれない日々が続いた。それでも父は少しでも生きるために毎日副作用の強い薬を飲んだのだった。
 私は新聞を読んでいると、ある記事が目に留まった。それは「抗がん剤の不安緩和」という記事だった。記事によると高岡のある病院では「がん専門薬剤師外来」というものがあるそうだ。そこでは薬剤師が患者と定期的に面談をし、副作用の状況を詳しく聞き、医師と薬の使用量などを相談する。患者は医師と薬剤師の両方の意見を聞くことで安心感が得られ、医師は薬剤師の助言を受けることで効率の良い診療ができる、というものだった。
 がんで怖いのはやはり薬の副作用だ。その副作用が怖いために治療を断念する人がいるという。そう考えるとやはり大切なのは副作用の管理の仕方だ。がんになる人のほとんどは薬に詳しい人ではないだろう。どの薬がよく効いてどの薬の副作用が強いのか、それを知るには薬のプロフェッショナルの薬剤師か医師に聞くしかない。だとすると、この記事に書かれているように薬剤師や医師ときちんと話ができて薬の管理もしっかりできるようになると患者の不安も少しは取り除けるのではないだろうか。
 この記事を読んで、私は少しうれしく感じた。なぜか。それは、このような人の命に関わる内容が新聞に出たからだ。この記事を読んだ人の中には今までどのような治療を受けようか悩んでいた人もいるだろう。そうした人がこの記事を読んだことによって小さいけれど、でも大切な一歩を踏み出す道が見えてくることもあるのではないだろうか。まだ、このような「がん専門薬剤師」がいることを知らない人はたくさんいるだろう。そうした人たちに少しでも多くの情報が渡るようにしなければならない。それは今後の日本の課題となるだろう。そして、その課題をクリアするために大切なのがこの「新聞」だ。「新聞」は私たちにさまざまなことを教えてくれる。そして時にはその情報のなかに自分の人生に関わるもの、つまり、自分の命に関わるもの、自分の未来に関わるものも含まれることがあるだろう。だから私たちはこの「新聞」を読み続けなくてはいけないのだ。そうして少しでも多くの情報が自分の中に入ってくることで、私たちの人生はきっと豊かになるのだろう。だから私は感謝したい。自分の人生を豊かにしてくれるこの新聞を書いてくださる人、そしてその新聞が私たちに届くまでに関わってくださったすべての人に。

【評】がん専門薬剤師外来の存在が患者の不安を和らげている記事を読んで、自分の父親の闘病の記憶を基に、治療を患者の立場で考えることが大切だと伝えています。がんの治療に悩む人々に必要な情報を伝える新聞への感謝の気持ちで結ばれています。

氷見市 氷見高校1年 濵井 瑞穂(はまい みずほ)さん

平和をめざして

 今日は終戦の日。残酷で、理不尽で、つらい戦争が終わった日。今日、新聞をみると特攻死で兄を失った小森正明さんの記事があった。県内でただ一人、人間魚雷「回天」による突撃で戦死した南砺市院林(福野)出身、小森一之さんのことがのっていた。
 私は、この記事を読んで、当時の特攻隊の人たちは、どんな気持ちだったのだろうと思った。きっと今の私と変わらない年齢の人もたくさんいたと思う。その中の一人が小森一之さんだ。当時、彼は19歳だったそうだ。19歳で家族や友達と会えなくなり、死ぬとわかっていて米軍大型タンカーに突撃できるだろうか。そう考えたとき、本当に戦争の恐ろしさを痛感した。小森一之さんは家族宛てに「自分の死に方を、小森家の末代まで伝えてほしい」と手紙を残したそうだ。彼と同じ特攻隊に選ばれ、戦死した人は大勢いる。戦争につれていかれた人たちは、私たちよりも生きたいという気持ちが強かったと思う。いや、戦争のない時代に生まれた私たちには決してわからないかもしれない。しかし、私たちは知らなければならないと思う。そして、二度と同じことを起こさないよう、心にとどめておく必要がある。
 国のために一身をなげうった小森一之さんや、特攻隊の人たちの志をこれからも伝えつづけ、戦争について真剣に考えることが大切だ。それが今、私たちにできる唯一のことではないだろうか。
 今も世界の国々で争いで毎日のようにたくさんの人が亡くなっている国があると思う。世界中で平和を願っている人はたくさんいるだろう。だからこそ今の平和な暮らしを当たり前だと思ってはいけない。今の平和は戦争があったからこその平和だと思う。日本だから伝えられることがあると思う。
 未来の平和のために、過去を知り、受け止め、戦争の知らない世代に伝えることが平和への近道だろう。人事だと聞き流してはいけない。これが今回の記事を読んで思ったことだ。
 私は、特攻隊の人たちが残した手紙を調べてみた。家族への思いがかいてあるものが多かった。なかでも、「私が特攻隊で行かなければこの世で一番好きだった母さんが死なれるから私は行くのです。お母さん、私はどんな敵だって怖くありません。一番怖いのは母さんの涙です。」という手紙は私の心に強く刺さりました。
 私は忘れてはいけません。国のために命をささげた人がいたことを。そして、小森一之さんや特攻隊の人たちの上に、今の日本があるということを…

【評】県内でただ一人人間魚雷「回天」で戦死した方の思いに触れ、現代を生きる自分たちが、記憶に留め、伝えていく必要性を強く感じています。記事をきっかけに特攻隊員の手紙を調べ、命を賭けるときの家族愛を衝撃をもって伝えています。

新聞感想文
◇小学校◇
▽黒部市
長谷川 真子(三日市小2年)
▽富山市
島田 千帆(針原小6年)北嶋 啓人(水橋東部小6年)林 直志(蜷川小5年)野田 悠月(蜷川小6年)丸山 美琴(船峅小3年)
▽射水市
高野 葵(歌の森小3年)桑原 廣太郎(太閤山小6年)中野 翔真(大島小2年)
▽高岡市
川西 美穂(万葉小6年)
▽砺波市
小竹 凜々花(鷹栖小6年)

◇中学校◇
▽入善町
荒田 明香里(入善西中1年)大川原 明希(入善西中2年)
▽立山町
高浦 和奏(雄山中1年)中田 愛生(雄山中1年)中村 ラオ(雄山中1年)
▽富山市
宍戸 野乃(芝園中3年)岩林 亜弥(呉羽中2年)谷口 夕珠(八尾中1年)虎谷 まりあ(片山学園中1年)藤田 啓介(片山学園中2年)
▽射水市
渋谷 はるな(新湊中1年)川口 恭平(新湊中3年)京角 怜奈(小杉南中1年)小島 隼介(小杉南中1年)境 公士朗(小杉南中1年)須藤 里菜(小杉南中1年)
▽高岡市
西田 祐輝(高陵中2年)西保 未由希(高陵中3年)坂野上 涼子(伏木中3年)
▽氷見市
片原 純怜(西部中3年)上野 愛莉(十三中1年)堀口 愛未(灘浦中1年)
▽小矢部市
居林 天音(石動中2年)大野 沙樹(石動中2年)掃部 裕暉(石動中2年)杉谷 望来(石動中2年)
▽砺波市
今庄 由佳(出町中3年)織田 峻太郎(庄川中3年)

◇高校◇
縄田 大輔(桜井高1年)岩井 胡桃(滑川高2年)杉澤 胡桃(滑川高2年)西坂 詩乃(滑川高2年)花島 結香(雄山高1年)細川 優花(雄山高1年)飯田 朱梨(富山高1年)岸 哲平(富山高1年)黒田 梨々亜(富山高1年)田縄 陸斗(富山高1年)坂東 蘭(富山高1年)亀谷 奏美(小杉高2年)焼田 歩美(小杉高2年)石黒 美帆(新湊高2年)山本 美佑(新湊高2年)出雲 充(高岡西高2年)塩谷 宥成(高岡西高2年)堀内 香歩(高岡西高2年)安田 有希(高岡西高2年)矢田部 二叡(高岡西高2年)野畑 大智(高岡西高3年)吉野 圭太(高岡西高3年)清水 咲良(氷見高1年)西 菜月(氷見高1年)山﨑 琴子(氷見高1年)西川 一輝(福光高1年)朝野 慎(高岡第一高2年)長谷川 泰我(富山国際大学付属高2年)
新聞感想文
◇小学校◇
▽入善町
大矢 麗(桃李小3年)
▽魚津市
宮野 晟汰(本江小5年)、
▽富山市
北野 晴也(蜷川小5年)、 本橋 遊(蜷川小6年)、 若林 厚志(蜷川小6年)、 池島 昊佑(芝園小2年)、 水橋 歩尚(奥田北小4年)
▽射水市
佐賀 美紅(大島小5年)
▽高岡市
早川 翔浬(西条小3年)、 寺井 里沙(木津小6年)、 山口 真央(万葉小6年)、 早瀬 健太(古府小4年)、 岩上 颯汰(南条小4年)
▽氷見市
大西 涼芽(灘浦小6年)
▽南砺市
髙田 千有来(上平小5年)

◇中学校◇
▽朝日町
勝田 春(朝日中1年)、 坂口 綾梨(朝日中3年)
▽入善市
尾山 七海(入善西中1年)、 杉本 麗奈(入善西中1年)、 道又 保乃香(入善西中1年)、 長井 優磨(入善西中1年)、 新田 万絢(入善西中1年)、 長谷 梨華(入善西中1年)、 廣多 結愛(入善西中1年)、 細田 桃花(入善西中1年)、 松原 愛実(入善西中1年)、 水野 那美(入善西中1年)、 宮島 桃紋乃(入善西中1年)、 東 ひなた(入善西中2年)、 栗澤 王奨(入善西中2年)
▽黒部市
米田 怜央(高志野中3年)
▽上市町
西村 靖風(上市中3年)
▽立山町
竹原 鈴乃(雄山中1年)、 松浦 心優(雄山中1年)、 松下 愛奏音(雄山中1年)
▽富山市
早勢 若菜(芝園中2年)、 水野 文(芝園中3年)、 平邑 駿介(奥田中1年)、 村井 健生(奥田中1年)、 宋美慶(奥田中3年)、 馬場 比来里(和合中1年)、 古市 敦也(月岡中1年)、 合田 圭一朗(月岡中3年)、 黒川 彩名(呉羽中1年)、 水口 蔵人(呉羽中2年)、 松原 圭吾(三成中3年)、 五十嵐 祐希(藤ノ木中3年)、 森下 拓海(藤ノ木中3年)、 平林 由羽(速星中1年)、 山口 陽菜乃(速星中2年)、 中島 未貴(杉原中2年)
▽射水市
越後 彩香(新湊中1年)、 買場 美桜(新湊中1年)、 坂下 愛加梨(新湊中2年)、 赤祖父 佑未(新湊中3年)、 江守 未南海(新湊中3年)、 朽木 真央(新湊中3年)、 中野 剛希(新湊中3年)、 桧物 竜大(新湊中3年)、 宮袋 聖識(新湊中3年)、 矢野 楓(新湊中3年)、 金谷 侑飛(新湊中3年)、 明野 莉奈(射北中1年)、 阿久津 和香(小杉中1年)、 大垣 杏奈(小杉中2年)、 新村 奈帆(小杉中2年)、 高儀 綾香(小杉中3年)、 田中 凜太(小杉南中1年)、 田渕 結子(小杉南中1年)、 中波 杏奈(小杉南中1年)、 山川 周祐(小杉南中1年)、 青柳 友理奈(大門中3年)、 高柳 景(大門中3年)
▽高岡市
中神 優衣(高陵中1年)、 大野 芙瑠琉(高陵中2年)、 木田 貴文(高岡西部中3年)、 森田 ゆず(高岡西部中3年)、 松﨑 安希(芳野中1年)、 宝田 香鈴(戸出中3年)、 釣谷 楓華(牧野中2年)
▽氷見市
月光 慧樹(西部中2年)、 丸山 依織(西部中2年)、 髙田 司彩(十三中3年)
▽小矢部市
石野 莉帆(石動中2年)、 小川 奈央(石動中2年)、 河合 元也(石動中2年)、 佐野 里名(石動中2年)、 茶畑 結衣(石動中2年)、 羽鳥 星華(石動中2年)、 廣瀬 彩乃(石動中2年)、 横川 春佳(石動中2年)、
▽砺波市
東 大翔(出町中1年)、 松本 由香(出町中2年)、 菅野 ひかる(庄西中2年)、 高橋 栞(庄川中1年)、 松山 幸世(庄川中1年)、 土居野 渓心(庄川中3年)、 中島 奏夢(庄川中3年)
▽南砺市
大島 啓太郎(井波中3年)、 鶴居 遥花(福野中2年)

◇高校◇
加藤 咲紀(桜井高1年)、 志摩 菜樹子(桜井高1年)、 杉澤 春華(桜井高1年)、 高岡 千紘(桜井高1年)、 中田 もも(桜井高1年)、 中原 康晴(桜井高1年)、 諸橋 美岬(桜井高1年)、 若林 諒(桜井高1年)、 桑原 雅美(滑川高2年)、 常田 さつき(滑川高2年)、 松尾 風花(滑川高2年)、 冨田 凌佑(雄山高1年)、 飯野 真衣香(富山高1年)、 富樫 明日香(富山高1年)、 福元 佑純(富山高1年)、 吉田 菜々美(高岡西高2年)、 礪波 奈那(高岡西高3年)、 能町 祈(高岡西高3年)、 前田 和実(高岡西高3年)、 吉田 未帆(高岡西高3年)、 今地 暖(氷見高1年)、 北村 優佳(氷見高1年)、 地家 笑帆(氷見高1年)、 東海 葉月(氷見高1年)、 中島 誠人(氷見高1年)、 屋敷 成美(氷見高1年)、 吉川 舞綾(氷見高1年)、 酒井 亜美(小矢部園芸高1年)、 石﨑 桃菜(南砺福光高1年)、 窪田 純華(南砺福光高1年)、 毛利 亜樹(高岡第一高3年)
 
家族de新聞スクラップ
家族de新聞スクラップ
家族de新聞スクラップ
◇小学校◇
▽朝日町
長能 汐(あさひ野小6年)山﨑 ひな子(あさひ野小6年)
▽入善町
西島 ここな(入善小2年)大菅 真央(入善小5年)岡元 大夢(桃李小6年)
▽黒部市
柳川 優奈(三日市小5年)
▽滑川市
西野 永里子(田中小5年)
▽上市町
石川 瑚奈都(相ノ木小6年)
▽舟橋村
竹内 大貴(舟橋小3年)竹島 諒(舟橋小5年)
▽富山市
山岸 到生(豊田小1年)柴田 廉士(四方小5年)岩田 篤紀(草島小3年)濱田 若奈(藤ノ木小6年)中田 航平(水橋中部小2年)中田 あゆ美(水橋中部小6年)寺西 哉人(三郷小6年)浅野 里颯(堀川南小2年)牧野 悠希(堀川南小4年)水落 碧(山室小5年)島崎 大輝(山室中部小2年)大島 久瑠実(山室中部小4年)吉田 匡秀(蜷川小5年)島辺 耕至(大沢野小6年)森 七海(速星小4年)地田 晴菜(鵜坂小5年)細川 心玖(芝園小1年)稲垣 樹莉(柳町小1年)町村 友那(柳町小3年)沢田 夢渚(柳町小5年)西野 翠(富山大附属小1年)島田 愛理(富山大附属小2年)
▽射水市
菓子 愛佳(放生津小6年)京谷 吏紗(放生津小6年)曽根 千寛(片口小5年)室林 暖人(片口小5年)沼田 隼輔(太閤山小6年)野岸 和(大門小3年)
▽高岡市
永井 千央(東五位小4年)永井 二千翔(東五位小6年)阿閉 怜奈(博労小6年)早川 颯真(西条小2年)福岡 和香(西条小2年)田名田 嵩明(千鳥丘小5年)片岡 初美(野村小6年)宮本 春花(野村小6年)𠮷野 和泉(戸出西部小3年)中村 隼盛(戸出西部小4年)森木 晴香(戸出西部小4年)林 彩葉(戸出西部小5年)
▽氷見市
坂 好華(宮田小5年)酒井 はな(宮田小5年)田嶋 らい(宮田小5年)柳浦 涼兵(宮田小6年)
▽砺波市
菊池 良威(庄東小2年)林 勇輝(庄東小2年)平 啓吾(庄東小6年)宮浦 遥音(鷹栖小2年)
▽南砺市
安達 心乃花(城端小6年)太田 悠河(福光東部小6年)

◇中学校◇
▽富山市
窪谷 綾(奥田中1年)千澤 瑞貴(奥田中1年)井川 朋香(八尾中1年)上田 妃菜(片山学園中1年)岩田 尭大(片山学園中2年)藤井 玲行(片山学園中2年)
▽射水市
伊藤 珠貴(新湊中2年)稲垣 夏海(新湊中2年)下條 彩花(新湊中2年)正橋 瑞果(新湊中2年)串田 竜太郎(新湊中3年)中島 凛保(新湊中3年)宮袋 聖識(新湊中3年)
▽高岡市
辻本 優希(志貴野中2年)中尾 真菜(志貴野中3年)
▽氷見市
表 優芽(北部中2年)禅野 萌華(北部中2年)田谷 勇人(北部中2年)堂田 綾乃(北部中2年)蓑輪 汐里(北部中2年)谷内田 夏希(北部中2年)
▽小矢部市
増川 尊久(石動中1年)増川 真凜(石動中1年)
家族de新聞スクラップ
◇小学校◇
▽朝日町
唐津 丸門(さみさと小3年)、 山﨑 健太(さみさと小3年)、 折谷 妃菜(あさひ野小6年)、 澤井 星波(あさひ野小6年)、 七澤 稔真(あさひ野小6年)
▽黒部市
幸林 巧磨(中央小3年)、 佐々木 愛華(宇奈月小5年)
▽滑川市
金子 颯汰(寺家小5年)、 有澤 音乃(田中小5年)、 松野 夢人(西部小4年)
▽立山町
林 慶太朗(立山北部小3年)
▽舟橋村
嶋内 心優(舟橋小3年)
▽富山市
立花 璃湖(針原小5年)、 山岸 侑路(豊田小5年)、 布村 佳奈(四方小5年)、 作田 和望(草島小3年)、 河岸 桜子(草島小5年)、 髙山 奈々(倉垣小4年)、 濱本 ほのか(藤ノ木小3年)、 梅野 由依(藤ノ木小6年)、 桜井 月菜(水橋中部小5年)、 湊川 剣慎(水橋中部小6年)、 松原 旬(水橋東部小2年)、 丸山 陽向(堀川南小1年)、 福田 貴光(堀川南小5年)、 江尻 理乃(山室中部小5年)、 木場 愛(山室中部小5年)、 高森 幸希(山室中部小5年)、 氷見 和奏(蜷川小3年)、 三江 紀歌(蜷川小4年)、 野澤 紗彩(月岡小3年)、 水上 聖麻(月岡小4年)、 近藤 言香(大沢野小6年)、 長澤 優(大久保小5年)、 宮本 実侑(大久保小5年)、 山岸 遼士(福沢小5年)、 森 樹里(鵜坂小3年)、 中尾 岳(鵜坂小5年)、 北山 愛佳(杉原小2年)、 奥澤 梨央(杉原小5年)、 畠中 佑太(神明小6年)、 石田 翔聖(呉羽小3年)、 小山 樹(呉羽小3年)、 大山 航志(芝園小3年)、 大山 力樹(芝園小3年)、 川腰 あかり(芝園小4年)、 福村 結愛(芝園小6年)、 細井 心暖(富山大附属小1年)、 近岡 音映(富山大附属小2年)、 橘 史晃(富山大附属小3年)、 谷 あめり(富山大附属小3年)、 前川 久美子(富山大附属小3年)、 山口 泰成(富山大附属小3年)、 筧 優里子(富山大附属小4年)、 桐谷 砂衣(富山大附属小4年)、 板倉 拓人(富山大附属小5年)、 竹山 杏(富山大附属小6年)、 塚本 慎弥(富山大附属小6年)
▽射水市
加藤 友規(新湊小2年)、 長田 彩音(新湊小6年)、 金谷 燦(片口小5年)、 中野 実咲(片口小5年)、 福井 海吏(片口小5年)、 布施 亜依夏(片口小5年)、 中塚 はな(小杉小3年)、 安川 未悠(中太閤山小1年)、 佐野 翠咲(中太閤山小3年)、 中西 結菜(大門小2年)、 増井 心都(大門小3年)、 堀 拓朗(大門小4年)、 大西 優理(大島小3年)、 越後 菜々美(大島小5年)、 松本 侑己(大島小6年)
▽高岡市
中村 歩夢(西条小6年)、 河村 朋花(千鳥丘小1年)、 新谷 悠一郎(千鳥丘小2年)、 中村 真子(木津小3年)、 金谷 璃沙(木津小5年)、 南 颯紀(木津小5年)、 宮﨑 菜月(木津小6年)、 若林 蓮斗(二塚小4年)、 瀬戸 果歩(野村小6年)、 岡田 玲那(伏木小2年)、 倉持 舜(伏木小2年)、 高井 想央(伏木小6年)、 作道 奈緒(牧野小4年)、 森木 雅紀(戸出西部小1年)
▽氷見市
高田 琉夏(朝日丘小3年)、 名苗 和花(朝日丘小3年)、 高坂 ひなの(比美乃江小2年)、 岩崎 真優(宮田小5年)、 西田 藍子(久目小4年)、 大澤 佳吾(海峰小6年)
▽小矢部市
畠山 梨央(蟹谷小2年)
▽砺波市
石丸 知輝(庄東小1年)、 土田 敦司(庄東小6年)、 加藤 心陽(鷹栖小2年)
▽南砺市
石田 悠真(城端小6年)、 石並 央梨(城端小6年)、 林道 里佳(城端小6年)、 晩田 莉璃(福野小3年)、 長澤 拓也(福光東部小1年)、

◇中学校◇
▽富山市
藤井 志帆(西部中2年)、 下野 夏歩(奥田中1年)、 萩原 桃子(水橋中1年)、 菊 悠太(片山学園中1年)、 加藤 悠希(片山学園中2年)、 桜井 健伸(片山学園中2年)
▽射水市
伊井 菜摘(新湊中2年)、 家倉 隆博(新湊中2年)、 石灰 七瀬(新湊中2年)、 岩瀬 礼奈(新湊中2年)、 越後 菜月(新湊中2年)、 塩谷 美晴(新湊中2年)、 柴 実里(新湊中2年)、 西原 寧々(新湊中2年)、 脇田 亜音(新湊中2年)、 生地 美波(新湊中3年)、 久々江 生玖(新湊中3年)、 野村 綾香(新湊中3年)、 畑 知沙紀(新湊中3年)、 平野 嵩典(新湊中3年)、 山﨑 未来(新湊中3年)、 山本 怜奈(新湊中3年)
▽高岡市
牛林 快(志貴野中1年)、 クーパー 楓(志貴野中1年)、 角崎 莉央(志貴野中1年)、 折田 冴夏(志貴野中2年)、 中島 啓伍(中田中3年)、 西野 琴未(中田中3年)、 松原 綾香(中田中3年)、 稲垣 壮馬(牧野中2年)、 土肥 愛結(牧野中2年)、 野村 優菜(牧野中2年)、 宮腰 知果(牧野中2年)
▽氷見市
稲泉 美輝(北部中2年)、 岩根 妃呂(北部中2年)、 上野 滉介(北部中2年)、 卯松 珠里(北部中2年)、 大菱池 侑馬(北部中2年)、 大森 聖也(北部中2年)、 加納 菜月(北部中2年)、 釜田 朋佳(北部中2年)、 上河原 健斗(北部中2年)、 川端 柾毅(北部中2年)、 九内 詩織(北部中2年)、 黒谷 響喜(北部中2年)、 澤井 夢奈(北部中2年)、 島 花音(北部中2年)、 曽場 蒼菜(北部中2年)、 釣賀 優菜(北部中2年)、 紅出 菜々香(北部中2年)、 放生 若奈(北部中2年)、 干場 捺生(北部中2年)、 南 楓花(北部中2年)、 室谷 拓人(北部中2年)、 森 朱音(北部中2年)、 森田 有菜(北部中2年)、 森谷 光貴(北部中2年)
NIE学校賞

■学校賞

▽小学校
朝日町立あさひ野小、 富山市立藤ノ木小、 富山市立広田小、 富山市立水橋中部小、 富山市立大庄小、 富山市立長岡小、 高岡市立木津小、 高岡市立定塚小、 高岡市立下関小、 高岡市立戸出東部小、 南砺市立福光東部小

▽中学校
入善町立入善西中、 立山町立雄山中、 射水市立新湊中、 射水市立小杉南中、 射水市立大門中、 氷見市立北部中、 氷見市立西部中、 小矢部市立石動中、 砺波市立庄川中

▽高校
富山県立桜井高、 富山県立新湊高、 富山県立高岡西高、 高岡第一高、 富山県立氷見高、 富山県立小矢部園芸高、 富山県立南砺福光高

■団体賞

富山市杉原地域児童クラブ

講評

■感動する体験を発信
富山県小学校長会会長
魚津市立吉島小学校長 山瀬 敬 氏

 小学生のみなさんの作品を見て、新聞と関わることで、感動する体験、創造し発信する体験をきちんと積み重ねているなあと、とても頼もしく感じました。
 「かべ新聞」では、自分が調べたことを割り付けや写真、図表を工夫し、楽しく分かりやすく読む人に伝えたいという情熱が紙面から伝わってきました。
 「新聞感想文」では、自分の興味・関心のあることを読み、しっかり感じたり考えたりしている前向きな姿勢が心に残りました。「家族de新聞スクラップ」では、みなさんの豊かな感性や価値観を育む家族の温かさ、大切さをあらためて感じました。
 これからも、一日一日を大切にし、多くの体験を重ね、感性を磨いてください。

■豊かな感性・知性
富山県中学校長会副会長
高岡市立芳野中学校長 西村 和人 氏

 最終審査に残った作品には、独自の視点と体験に基づく確かな考えがあり、読んでいて感心しました。特に地域に脈々と受け継がれてきた伝統や、今、私たちが向き合っている問題を扱った作品に注目しました。便利なスマホの危険性を知り未然に防ごうと考えたり、五箇山和紙の伝統を受け継ぐ人が増えることを期待したりするなど、今の状況から未来を見据えた主張がありました。また、過去の出来事を報道し続けることが悲しい事件の再発防止になると訴えたものも印象的です。
 さて、新聞は「旬」の話題の宝庫です。「旬」の食材がおいしく栄養価が高いように、新聞記事との出会いが子供たちの心の糧となり、豊かな感性や知性を育んでくれることを期待しています。

■地域や家族とのつながり
富山県高校長協会会長
富山中部高校長 坪池 宏 氏

 今回の審査では、新聞記事が、地域や家族とのつながりについて考えさせてくれることを、あらためて実感いたしました。情報化・グローバル化によってさまざまにネットワークが広がる中、徐々に希薄になりつつある地域の人々や家族との関係について、各作品には若い感性で受け止めた率直な感想が綴られていました。
 家族の闘病に身近な薬局が役立つこと、新聞配達員が独居老人の命を守ったこと、難病と闘う他校の選手がいると知り、グランドで共に試合ができたことなど、新聞記事と出会って地域や家族との絆を実感した高校生が、未来に向かってよりよい社会を築いていこうとしているようすに、頼もしく感じた次第です。

コンクールの経過

【第12回コンクールの経過】

 「わたしの新聞コンクール」にことしもたくさんの作品が寄せられました。テーマを決めて調べ、取材したことを新聞の形で発表する「かべ新聞」、新聞記事を読んだ感想や自分の考えをまとめる「新聞感想文」と、切り抜いた記事に対して家族で意見をまとめる「家族de新聞スクラップ」の3部門制で行いました。
 北陸新幹線の開業に合わせ、新幹線車両や地鉄、市電、「べるもんた」など鉄道や交通に関する話題を取り上げた作品が多く見られました。地元の観光地や伝統行事、歴史、特産品を取り上げた記事の感想、スクラップが目立ち、新幹線開業でふるさと再発見、再認識の機運が高まっていることが感じられました。
 コンクールは北日本新聞社と北日本新聞販売店でつくる北日本会が毎年実施して、今回が第12回目となりました。
 個人やグループで作った「かべ新聞」に93校1,231人、「感想文」に123校2,935人、「スクラップ」に132校1,387人の応募がありました。
 3部門とも10月28日に北日本新聞で最終審査を行い、山瀬敬県小学校長会長、西村和人県中学校長会副会長、坪池宏県高校長協会長のほか、県NIEアドバイザーで県西部教育事務所の関原秀明主任指導主事、宮﨑靖指導主事が審査しました。
 審査の結果、3部門合わせて金賞12点、銀賞21点、銅賞236点、入選477点のほか、学校賞27校、団体賞1団体を選出しました。11月14日に、富山市婦中町の北日本新聞越中座で表彰式を行いました。
 この特集では、かべ新聞、感想文、家族de新聞スクラップのそれぞれ金、銀、銅賞作品269点と、入選者487人の名簿を掲載しています。



過去の入賞作品


主催/ 北日本新聞社、北日本会(北日本新聞販売店会)
後援/ 富山県教育委員会、富山県市長会、富山県町村会、富山県各市町村教育委員会、富山県高等学校長協会、富山県中学校長会、富山県小学校長会、富山県私立中学高等学校協会、富山県PTA連合会、富山県高等学校PTA連合会、富山県児童クラブ連合会、富山県ケーブルテレビ協議会
お問い合わせ 北日本新聞社読者局 TEL.076-445-3568 (平日9〜17時)